ハイゼラード級航宙戦艦

はいぜらーどきゅうこうちゅうせんかん

『宇宙戦艦ヤマト2199』に登場した、オリジナルのガミラスの戦闘艦。ガイデロール級の継承型として設計・建造された戦艦で、艦首や艦尾、砲塔の形状を除けは瓜二つとも言える。劇中での活躍は少ないが登場回数はそこそこ多い。

pixivで「ハイゼラード級航宙戦艦」のイラストを見る

pixivで「ハイゼラード級航宙戦艦」の小説を読む

pixivで「ハイゼラード級航宙戦艦」のイラストを投稿する

pixivで「ハイゼラード級航宙戦艦」の小説を投稿する

目次 [非表示]

1 概要

2 スペック

3 主な艦

3.1 シャングリ・ラー

3.2 キルメナイム

3.3 ガル・ディッツ艦（仮名）

4 関連タグ

概要

　『宇宙戦艦ヤマト2199』で初登場した、オリジナルの宇宙戦艦。ガイデロール級航宙戦艦の後継艦であり、艦首と艦尾、砲塔の形状を除けば全く同じである（なので設定画もその部分のディテールは省略されている）。当艦艇は火力、装甲、推進機関などが増強され、さらに高密度のガス状星雲の近くや、大気のある宇宙空間（七色星団の様な宙域だと思われる）でも行動可能であるとされている。

　当艦級は政府閣僚の専用艦として運用される事もあるらしく、その一例として軍人ではないミーゼラ・セレステラの専用艦『シャグリ・ラー』が存在する。また純粋な軍事組織ではないが、準軍隊組織になった親衛隊の航宙艦隊にも配備され、親衛隊長官ハイドム・ギムレー専用艦『キルメナイム』が存在している。

　劇中で砲火を交えたことは一度もなく、航行する姿が確認できるだけだが、それでも全話の中での登場回数は約7回と、出番の多いものである。乗艦していた人間は、上記のセレステラとギムレーの他、収容所惑星へ監察官として偽り乗艦したメルダ・ディッツ、収容所惑星で入れ替わりにガル・ディッツが乗艦していった。

　新鋭艦だが続編での扱いは微妙で、『宇宙戦艦ヤマト2202』では第24話で1カットのみ映るに留まった。

　『宇宙戦艦ヤマト2205』では登場しない。…が、何故か設定資料集には本艦が掲載されている。しかもキルメナイムカラー（青）とシャングリ・ラーカラー（紫）も併せて。ただし、掲載されている3Dモデルは表面の質感が本作で用いられた2.5次元風のものとは異なっており、制作途中のもののようにも見受けられるので、登場する予定だったのが没になったという可能性もある。

スペック

諸元表

全長：390m
主機関：ゲシュ＝タム・ドライブ
兵装
- 330mm三連装陽電子カノン砲塔×2基（艦上）
- 330mm三連装陽電子ビーム砲塔×1基（艦底）
- 280mm二連装陽電子ビーム砲塔×4基（艦尾）
- 近接防御火器（単装）×32基
- 近接防御火器（四連装）×8基（艦上6基、艦底2基）
- 艦首魚雷発射管×12門
- 艦底魚雷発射管×21門
乗艦者
- ミーゼラ・セレステラ（シャングリ・ラー）
- ハイドム・ギムレー（キルメナイム）
- ガル・ディッツ、メルダ・ディッツ（艦名不明）

　攻撃性能において、有砲身式に換装されたことで、威力の向上を図った陽電子ビームカノン砲塔や、若干増設された近接防御火器がある。その為、砲撃戦における破壊力はガイデロール級よりも向上している見て間違いない。またガイデロール級譲りの魚雷発射管33門など、戦艦としての能力は十分である。

　防御性能においては、砲火を交えていない為にどれ程のものかは不明である。設定上はガイデロール級よりも強化されている。

　航行性能においては、機関部の強化を図ったことにより航行性能は高いと見られる。索敵能力の高さも相まって、危険宙域も難なく航行できる可能性もある。