概要
『ハリー・ポッターシリーズ』に登場する主役三人組のこと。
主人公の半純血の魔法使い「生き残った男の子」「選ばれし者」ハリー・ポッター、純血の魔法使いでムードメーカーのロン・ウィーズリー、マグル生まれの魔女で優等生のハーマイオニー・グレンジャーの三人のこと。
これら三人が一緒になって描かれている作品にハリポタトリオのタグが使われる。作品の性質上、ロン×ハーマイオニーを含むことが多い。
解説
ハリー、ロン、ハーマイオニーはおそらくハリポタシリーズに詳しくない人でも一度は見たことがあるほど有名なトリオである。
三人とも一年のホグワーツ行きの列車で出会う。最初はハリーとロンが友人で、トロール事件を経てハーマイオニーが混ざり、三人で行動するようになった。
毎年このトリオが事件や冒険に巻き込まれるのがお約束。5巻からはフレッド&ジョージの双子やルーナ・ラブグッド、ジニー・ウィーズリー、ネビル・ロングボトムと共に過ごすことも増えた。
7巻での分霊箱探索の旅にもこのトリオで出発しており、非常に固い絆で結ばれている。
しかし何度か喧嘩したこともあり、3巻のスキャバーズ死亡疑惑事件でロン(とハリー)がハーマイオニーと喧嘩、4巻の炎のゴブレット事件ではロンとハリーが喧嘩した。また、7巻の分霊箱探索の旅でも、分霊箱の影響を強く受けたロンがハリーと決裂している。(後に復帰し、分霊箱を破壊)
ちなみに原作者いわく本来のプロットでは5巻でロンの父アーサーが死亡し、ロンは早く精神的成長する予定だった。しかし、物語の明るさを重視しアーサーを生存させたところ、ロンの成長は7巻にまで伸びたらしい。
死の秘宝の19年後では、ロンとハーマイオニーが結婚、ハリーはロンの妹ジニーと結婚し、トリオは皆親戚、家族となった。
親世代との比較
ハリポタトリオとその周辺の人物は、ハリーたちの親世代の人間関係と思い起こさせる。
:皆の中心。眼鏡にくしゃくしゃの髪。クィディッチ選手。
:親友。純血。明るいが不安定。犬が守護霊。
:被差別者。良心。優等生。
:落ちこぼれ。臆病だが勇敢さを秘めている。
:敵役。スリザリン生。純血主義。
もちろん単純に同一視することはできず、数々の相違点がある。
ただハリポタトリオは親世代でいう悪戯仕掛け人(マローダーズ)に位置するのは間違いないと言えるだろう。
余談
- 海外ではトリオやゴールデントリオと呼ばれることがある。その場合、シルバートリオはネビル、ジニー、ルーナになる。日本では特にこのグループ名は普及していない。
- 少年少女三人組の主役というのは冒険ものやバトルものでよく見られる設定である。
関連イラスト
関連タグ
ハリー・ポッター ハーマイオニー・グレンジャー ロン・ウィーズリー
ファンタビカルテット(同一の世界観を持つ作品における主要登場人物たちのグループタグ)