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概要編集

MLBの年間総合優勝チームを決めるイベント、ワールドシリーズに纏わる「優勝出来ない」系のジンクスの1つで、「ポストシーズンの期間中に、自身の誕生日ホームランを打った選手はワールドシリーズ優勝を経験出来ない」とするものである。

但し、その“バースデーアーチ”をポストシーズン中に打った選手が2023年シーズン終了時点で4人しかおらずサンプルが少ないこともあり、知名度は低い。


解説編集

現地時間2023年10月16日ナショナルリーグチャンピオンシップシリーズの第1戦の1回裏に、フィラデルフィア・フィリーズブライス・ハーパーがホームランを記録した。

この日(10月16日)はハーパーにとって31歳の誕生日であり、自身のホームランなどもあってフィリーズは勝利を収め、幸先よいスタートを切ったはずだった。


このホームランについて、スポーツライターの宇根夏樹がYahoo!スポーツに書いた記事が『バースデーアーチの呪い』を知らしめることになった。

曰く「ハーパーを含めてポストシーズン期間中に自身の誕生日にホームランを打った選手はMLBに4人いるが、過去にバースデーアーチを記録したその年のワールドシリーズで優勝した選手はいない。それどころかそれらの選手はキャリアを通じてワールドシリーズ優勝を経験していない」と云うものであった。

結局、この年にジンクスが覆ることは無く、フィリーズはNLCSで敗れてワールドシリーズ進出を逃し、優勝は叶わなかった。その対戦相手だったアリゾナ・ダイヤモンドバックスにも、過去にポストシーズンでのバースデーアーチを記録しているエヴァン・ロンゴリアが在籍していたが、こちらもワールドシリーズに敗れて優勝を果たせなかった。

なお、ロンゴリアとハーパーの間にバースデーアーチを打った経験があるコルテン・ウォンが所属していたロサンゼルス・ドジャースもこの年はディヴィジョンシリーズでDバックスに敗れていた(ウォンがドジャース移籍前に在籍していたシアトル・マリナーズに至ってはポストシーズン進出すら出来なかった)。


外部リンク編集

ネタ元∶ハーパーが31歳の誕生日にホームランを打つ。ポストシーズンの「バースデー・アーチ」は史上4人目

※なお、宇根は記事中で「呪い」と云う語句は使用していないため、記事を読んだ他者が勝手に呪いネタに使用したものと推測される。


関連項目編集

MLB関連で「呪い」と呼ばれるジンクス編集

MLB以外の主なジンクス編集


MLB ワールドシリーズ

ジンクス 都市伝説

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