概要
『ONEPIECE』スリラーバーク編にてフランキーが発案した「計画15(タクティクス・フィフティーン)」によるフォーメーション。正式名称は「パイレーツドッキング6 巨大ロボ戦士 ビッグ皇帝<エンペラー>」。長い。
この時、ナミは敵に捕らわれ、ルフィはスリラーバークのボスと戦っていたため、その場にいた麦わらの一味は6人。ルフィの影を入れられた巨大ゾンビ「オーズ」に挑むべく結成されたのがこの形態である!!
…とカッコつけたものの実際はただの組体操である。
- 頭部:チョッパー(ただフランキーの頭に乗っただけ)
- 胴体:フランキー(ジャミラのように襟を頭の上に載せてウソップを掴む)
- 右腕:ウソップ(何やら珍妙なポーズを取る)
- 右足:サンジ(フランキーの足を肩で支える)
- 左足:ゾロ(同上)
という布陣で挑んだものの、ノリノリだったのは上の3バカだけで、サンジとゾロは無反応。更に左腕役のロビンが「いやよ 人として 恥ずかしいわ」と蔑むような眼で言ったことにより計画はご破算となる(しかもアニメでは2回も言っている)。
これに対し上の3バカはロビンのこの発言に大きなショックを受け、(ルフィの影が入っている)オーズは露骨にガッカリし、ビッグ皇帝は上半身の3バカがオーズに張り飛ばされてすぐさま解体となった。
ちなみにゾロも「不覚…何をやらされてたんだおれは…忘れよう」と露骨に不快に思っていたようである。
こんな出オチなビッグ皇帝であるが、一味を一度に描けるせいか単行本49巻の表紙にも映っている。左腕の途中で紙面が切れているので、もしかして…。
アニメ版
アニメ版では無駄に良質な作画でド派手な演出が入っており、フランキーが「やぁぁぁぁぁぁって! やるぜっ!!!」と叫ぶなど完全におふざけであった。
なおSBSのコーナーではメイン画像のようにロビンが加わったファンアートも投稿されていた。
しかしアニメではビッグ皇帝解体後に上半身の3バカによる「パイレーツドッキング3」も登場しており、サンジの「空軍(アルメ・ド・レール)ロボシュート」でオーズの元へ飛ばしてもらう。(ルフィの影が入っている)オーズは「なんだ、たった3人か」と露骨にガッカリしているが、必殺技となる「パイレーツロボアタック」はフランキーが相手の頭の上に上って相手を蹴るというだけの技だったため、結局失敗に終わっている。
ゲーム版
ゲーム作品『ONE PIECE アンリミテッドクルーズ エピソード2 目覚める勇者』では、最終ボス「裁きの番人」が「滅びの鬼神」に進化するムービーにて、「あっちがパワーアップするんなら、こっちもアレをやるしかねえ!」とフランキーが新たに発案した「計画15改(タクティクス・フィフティーン・かい)」によるフォーメーションが登場。ルフィとブルックという新たな戦力を加えたその名も、「パイレーツドッキング7 巨大ロボ戦士 パーフェクト・ビッグ皇帝<エンペラー>」。さらに長い。布陣は以下の通り。
- 頭部:チョッパー(敵の弱点を見抜く!チョッパーヘルメット!)
- 腹部:ルフィ
- 胴体:フランキー
- 右腕:ウソップ(名刀「鼻嵐」!)
- 左腕:ブルック(アフロシールド!)
- 右足:サンジ
- 左足:ゾロ
ノリノリだったのは上の4バカだけで、サンジとゾロは無反応。新戦力のブルックも「私の大事なアフロを盾にしないでくだサーイ!」。ナミは呆れる仕草で、ロビンは「二度と誘わないでって言ったでしょ ドッキング」と当然ながら蔑むような眼で言い放った。これに対し上の4バカはまたしても大きなショックを受け、パーフェクト・ビッグ皇帝は滅びの鬼神に張り飛ばされてすぐさま解体となった。
余談
公式スピンオフギャグ『ワンピースパーティー』の戦隊ヒーロー回では、上半身がチョッパー(胴体)、ウソップ(右腕)、ルフィ(左腕)になっているバージョンも登場した。
尾田の師匠・徳弘正也の『ジャングルの王者ターちゃん』でも、同じギャグが存在する(左腕役が恥ずかしがり、完成してないのも共通)。