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CV:政宗一成(TV版、劇場版I)/長克巳(劇場版I特別版)/中村秀利セガサターン用ゲーム「機動戦士ガンダム」)/ 沢木郁也THE ORIGIN


概要編集

アニメ機動戦士ガンダム序盤に登場。

ホワイトベースの初代艦長で階級は中佐。RX計画のV作戦において製造されたガンダム、ガンキャノン、ガンタンクの3機種のMSを受領するべく、ホワイトベースでジャブローからサイド7へ入港した。

しかし、サイド7に向かう途中にゲリラ掃討作戦から帰還途中のシャアのムサイ級戦艦「ファルメル」に後をつけられてしまい、サイド7へ侵入したザクにMS工場などを目撃され戦闘となる。

ガンダムがサイド7内で史上初のモビルスーツ戦をしている傍ら、ファルメルの迎撃に自ら加わるが、第2話冒頭でミサイルの爆風により破片が宇宙服に多数突き刺さる重傷を負う。そしてホワイトベースは3機のMSを積み込んでサイド7を脱出。シャアの追撃を必死に振り切りつつルナツーに逃げこむも、融通の利かない生硬な対応しかしない司令官ワッケインを苦しい息の中で懸命に説得。

シャアの罠に掛かったマゼラン艦がゲートを塞いだ形となった際にワッケインがホワイトベース主砲で排除させたが、そのバックファイアの衝撃によりパオロは遂に息を引き取る。彼の亡骸はホワイトベースのクルーらによって宇宙葬にされた。

TV版2話では赤い彗星に怯えているかのような台詞が印象深いせいか弱腰で無能と見られがちだが、実際はかなり有能な艦長である。乗員が素人ばかりで近くに味方基地がある状況で、敵のエースに対し全力で逃げることが、まともに考えれば上策であることもその証左であろう。民間人の少年アムロがガンダムを操縦していたことに関しても、「初陣にはやや若すぎるが、古来15、6歳の出陣が無かった訳ではない」と、むしろ若いブライトやルナツーのワッケインより遥かに柔軟な対応を見せていた。

(ゲーム『ギレンの野望』内のイベントでは、ホワイトベースのサイド7への輸送任務においてティアンムから「信頼できる人材」として艦長に推薦されている他、彼の戦死を伝えられたレビルは「あのパオロがな…」と漏らしていた。)

劇場版ではルナツー内で治療のために病院へ収容されて下艦した形となっており、その後の消息は描かれていない。


「ガンダムマガジン」連載の漫画「RX-78誕生秘話」ではV作戦が遅れているテム・レイからジオンの捕虜であるアルガをガンダムのテストパイロットにする事を頼まれる。当初は反対したがテムの説得で許可した。

その後、ガンダムが完成した事でアルガを抹殺するように部下のブラウンに命令したがアルガが自ら命を絶った事で未遂になった。


機動戦士ガンダムTHEORIGINでは、非常時の任務に駆り出された予備役の老兵であり、兵学校の教官としてワッケインらに教練を施した経験を持つという新たなキャラクター設定がなされている(従来、階級が不相応に低かったワッケインを少将にしパオロよりも上位になったため、パオロをワッケインより目上の立場として描写するための措置)。

サイド7では自らリュウらと共に宇宙雷撃艇でファルメルに攻撃をかけるが被弾、この際に重傷を負う。その後ルナツーの病室でワッケインとの会話中に静かに息を引き取った。

なお、TV版エンディングでは名前ではなく「艦長」としかクレジットされなかった(『劇場版I』では名前でクレジット)。


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機動戦士ガンダム ホワイトベース 地球連邦軍

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