概要
パンタロン(pantalon)とは、『長ズボン』を意味するフランス語。英語のトラウザーズ(trousers)と同義。
日本では『ベルボトム(脚を包むの筒の形が腰から膝までは身体にフィットし、膝から裾に向かって釣鐘のように広がっているタイプの長ズボン)』と同義の言葉として扱われる。
これは、日本に『パンタロン』の語が入って来た1960年代末から1970年代にかけて、日本ではベルボトムのパンツが大流行していたため、『パンタロン』が『ベルボトム』を指す語として定着したことが原因である。
『ブーツカット』と混合される事もあるが、一般的にはブーツカットよりも裾の広がりが大きいものを指す。
宮城県の女子校の私立高校では冬期の防寒対策でスカートとの選択制(強制ではない)で導入している学校もある。
『パンタロン』という名称は、16世紀中期イタリア喜劇の道化役であるパンタローネが舞台で細い長ズボンを着用していたことに由来する。キュロット(当時の貴族・ブルジョアの服装である膝までの短いズボン)に代わってフランス革命以後一般に用いられるようになった。
別名・表記ゆれ
裾が広がった長ズボン … ベルボトム ラッパズボン フレアパンツ
長ズボン … パンタルーン トラウザーズ(イギリス英語) パンツ(アメリカ英語)