概要
ビーズメーカーとはバンダイが発売している女児向け玩具の一種であり、ガシャポン型のケースにビーズを入れてハンドルを回すとそれが自動的に糸を通した形で排出され、様々なアクセサリを作れるるというもの。
この手の玩具は他のメーカーからも発売されているが、バンダイの場合は自らがスポンサーを務める女児アニメとタイアップする形で「キャラクター玩具」として発売される。外観デザインと商品名はタイアップ作品にあわせて微妙に変えている。
特にプリキュアシリーズの諸作品は高頻度でビーズメーカーとタイアップしている。
だがプリキュアシリーズは毎年テーマやモチーフを時代に合わせて変えているシリーズだ。当然ながら「ビーズのアクセサリを作る」というシチュエーションがその年の作品が扱っているテーマやモチーフとマッチしないことも多々ある。
何よりビーズメーカーは毎年ほとんど同じ見た目で同じ遊び方のものが発売されるため、変身アイテムや技発動アイテムのモチーフには使えない。スタッフ側はビーズメーカーをどうやって作品の世界観に溶け込ませて登場させるかに毎年四苦八苦しているようだが、正直なところビーズメーカーについてはほとんどのプリキュア作品で無理やりねじ込んでる感が否めないのが現実である。
プリキュア作品でビーズメーカーが登場するシーンは違和感を禁じ得ないシュールな演出になることがしばしばで、大きいお友達の間ではビーズメーカーは恰好のネタになる。
上記の違和感を打ち消すためかキラキラ☆プリキュアアラモードではキラキラルポッドというキラキラルを扱う器具(中身はクリームエネルギー)として、HUGっと!プリキュアではビューティーハリーショップの所有物兼プリキュアたちの友情の印としてそれぞれ物語上の重要アイテムに据えている。
ハートリンクメーカー
ビーズメーカーの亜種で、ハート型のパーツを知恵の輪のように繋げる玩具。こちらはハンドルを回すのでなく上部にあるボタンを押し込むことでパーツを繋げていく。
もちろんこれもアニメとタイアップする。
フォーチュンカプセルメーカー
スター☆トゥインクルプリキュアでは方向性を変えて「願いを込めた星の欠片の入ったカプセル型のお守りを作る」という「フォーチュンカプセルメーカー」が登場している。
こちらもやはりアニメに登場している。
ビーズメーカーが登場するアニメ
◎が付いているのはビーズメーカー、♥はハートリンクメーカー。
- おジャ魔女どれみドッカ〜ン! (ビーズアクセサリーメーカー/◎)
- ふしぎ星の☆ふたご姫 (デコールメーカー/◎)
- ふしぎ星の☆ふたご姫Gyu! (デコールメーカーGyu!/◎)
- Yes!プリキュア5 (ポップンビーズメーカー/◎)
- Yes!プリキュア5GoGo! (ポップンビーズメーカー/◎)
- フレッシュプリキュア! (ポップンビーズメーカー/◎、ハートリンクメーカー/♥)
- ハートキャッチプリキュア! (ハートリンクメーカー/♥)
- スイートプリキュア♪ (キラリン♪ハートリンクメーカー/♥)
- スマイルプリキュア! (くるデコビーズメーカー/◎)
- 魔法つかいプリキュア! (くるくるビーズメーカー/◎)
- キラキラ☆プリキュアアラモード (くるくるスイーツビーズメーカー/◎)
- HUGっと!プリキュア (ハートアクセメーカー/♥)
- ヒーリングっど♥プリキュア(くるくるビーズメーカー/◎)
余談
幼児用玩具を扱う尾上萬(ONOEMAN)が類似商品で「ビーズガシャポン」を販売しており、プリキュアのキャラクター玩具としても展開している(正規です)。
こちらは俗にいうチープトイであり、尾上萬がアニメのスポンサー企業でもないことから作中で描写されることもないのだが、バンダイのビーズメーカー系列製品が発売されなかったドキドキ!プリキュア、ハートキャッチプリキュア!、Go!プリンセスプリキュアなどでも尾上萬のビーズガシャポンは発売されている。