ピガロ
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ぴがろ
ピガロは小説『解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ』の登場人物。
センターギルドに新たに選抜された『剣』の勇者。自尊心と虚栄心が強い性格であるが、3人の勇者の中で最も実力は低い。前髪が長くて顔の半分が隠れており、印象が掴み難い顔と尊大で喋り方が幼いのが特徴(芝居がかった喋り方で非常に頭が悪そう)。ダリエルのヘルメス刀を自分に献上する様に命令したり、サカイにツケで武器を作らせようとして断れた挙句、彼に剣を突き付けて脅迫する等、ノルティヤ同様に横暴に振舞っている。サカイに暴力を振るおうとしてダリエルに止められて憤慨、ラクス村を後にする。
その後、ラスパーダ要塞に挑もうとした時にゼビアンテスに遭遇、彼女の新装備によって敗亡する。その際にダリエルへの対抗心からただの『裂空』を『凄皇裂空』と言って放つも、ゼビアンテスに軽く弾かれて呆れられる。インフェルノによって拉致される。インフェルノの洗脳魔法で洗脳されてしまう。洗脳されたピガロはミスリル鉱山に強盗に入り、ミスリルを食べてオーラを増大させながらダリエルと対決する。洗脳された事でその歪んだ精神を更に悪化させたピガロはダリエルに対して紛い物の凄皇裂空を放つも通じず、ミスリルの食べ過ぎで増大したオーラが暴走して自滅してしまう。その後、インフェルノによって蘇生されるも彼に食べられる。
『鎚』の勇者であるゼスターによると、自信が無い事の裏返しらしく、彼も自己愛性人格障害だったと推測される。温厚な性格のサカイに軽蔑され、ゼビアンテスにバシュバーザの同類扱いされ、アルタミルに口だけと軽蔑され、ダリエルに見かけ倒しと評された、バシュバーザ同様、本作の“どうしようもない悪役”の一人である。
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