ドラゴンクエストⅥ
レイドックの西方で「あばれ馬」として知られている立派な白馬。性別は不明だがおそらく牡(ただし英語版では牝である)。
主人公あるいはハッサンが、レイドックの兵士となるために馬車を曳く馬を求めて彼を捕まえる。
ファルシオンという名前はハッサンが名付けたもの。
あばれ馬と呼ばれるようになったのは、強盗に襲われていた旅の商人を助けようとしたためであり、最初からただの馬ではない片鱗を見せている。
その正体は、デスタムーアが支配する「はざまの世界」に行くことができる伝説の生物ペガサス。
主人公やハッサン、ミレーユと同じように当初は肉体と精神が分離しており、肉体の方は天馬の塔で石像のようになってしまっていた。
一体化した後は翼を取り戻し、「てんまのたづな」を使うことではざまの世界へ行くことができるようになる。ただし一方通行で、はざまの世界から元の世界に戻ることはできない。
ちなみに物語の序盤、ファルシオンを見た町のモブが「げっ! もしやその馬は伝説の天馬ペガサス!?」と驚くという伏線が張られていたりする。
ペガサス飛行時の曲名も同じく「ペガサス」。
雄大かつ天馬の神秘性や気高さも感じられる名曲である。
ドラゴンクエストⅩ
CV:近藤隆
『Ⅵ』のファルシオンを元としたペガサスのキャラクターが登場。
最初はエテーネの村で「カメさま」と呼ばれる謎の生き物として登場。
冥王ネルゲルの襲撃により命を落とした主人公の魂を光の神殿に導き五種族への転生を促す。
肉体の方も保管してあったため、後に主人公が人間の姿を取り戻すために必要となる。
Ver.2では正体がペガサスであることを明かし、アンルシアを乗せて大魔王マデサゴーラの戦いに向かう。
その後Ver.3では不思議なペンダントの力で人間のイケメンに化け、五種族の祭典でアンルシアとダンスを踊っている。
プレイヤー視点では、この時点ではこのイケメンがファルシオンであるとは分からないため、アンルシアファンは大いに嫉妬に駆られたとか何とか。
ナドラガンドへ旅立った主人公に「白き導き手」というパペットのような通信機を渡して陰ながらサポートするが、かわいいものが大好きなエステラは白き導き手を見て目を輝かせていた。
(※イラスト中央右の人物)
Ver.4では1000年前のファルシオンが登場。
禁呪の影響で魂が汚れてしまった勇者アルヴァンを王家の迷宮まで送り届けた。この際、彼自身も影響を受けて弱ってしまい、カメさまの姿で休息についたとのこと。
なお、エテーネの村の復興クエストを最後までクリアすると、カメさまとして村に戻ってきてくれる。
CVの近藤隆氏は冥王ネルゲルも担当しており、DQ10プレイヤーである氏も困惑したとのことだが、特に両者に関連性はなく単なる兼役とのこと。
ドラゴンクエストⅪ
3DS版・Switch版のみに存在する「冒険の書の世界」のDQ6の世界で、天馬の塔最上部に祀られているファルシオンの石像が登場。
時の破壊者の仕業で、誰彼かまわず一体化しようとしてしまい、管理人であるじいさんは「ペガサスじいさん」(ジャミラス系統の魔物)、じいさんの愛馬は「ペガサスもどき」(黒竜丸系統の魔物)になってしまった。