タグの用法
pixivにおける「フラクラ」には主に三つの用法があり、それは次の通りである。
本記事では2.について主に記述し、3.については当該ジャンルの規定及び記事文化に従い、関連キャラクターについてのピクシブ百科事典記事リンクを内部リンクとして設置するにとどめる。
1.の用法については「フラグクラッシャー」記事を参照。
またpixivでは1.の用法で「フラクラ~」と本タグの基本形式にさらに語が続いているものなどもあるため、本タグを通しても広く「フラクラ」の作品を求める際は部分一致検索を使用することも有用である。
関連イラスト(1.の用法)
関連タグ(全般)
2.の用法
上海アリス幻樂団による東方Projectに登場するフランドール・スカーレットとクラウンピースの二人によるカップリング。
二名はそれぞれ東方Projectのシリーズ作品のうち、フランは『東方紅魔郷』(通算第6作目。2002年発表)、クラウンピースは『東方紺珠伝』(通算23作目。2015年発表)に初登場した。
2016年4月現在では両者は出会っておらず、フランの動向(居住する紅魔館から外に出ているかどうかなど)が『紅魔郷』または『東方文花帖』以後不明であることもあって、両者の接触可能性については不明瞭であった。
一方『東方三月精』(第四部)において語られたクラウンピースの以後の動向や行動指針の延長には、フランの姉であるレミリア・スカーレットの姿があり(※)、同現在時点ではフランとクラウンピースはフランの姉であるレミリアを通して縁を結びうる関係ともなった。
レミリアとフランの二人については、近年の二人の姿としては『東方鈴奈庵』において、ともにレミリアのお気に入りのペットを眺めるシーンがあるなど姉妹二人の交流はみられている。
※ただしクラウンピースのとある行動は不特定の多数の相手をターゲットにしたものであり、レミリアにターゲットを絞ったものではなくレミリアがその多数に含まれるものだった、というものである。
二人の関連性と二次創作
フランとクラウンピースの二人に関連するものとして「狂気」という要素がある。
フランは『紅魔郷』においてその精神性に他者が了解困難な要素があるとされており(ただし作中場面では自然に対話している)、二次創作などではその精神性が「狂気」として見出されることもある。
一方のクラウンピースは手にした松明を通して「狂気を操る程度の能力」を発揮することができ、『紺珠伝』などでは実際に月の都を包囲した妖精の一団に影響を与えるなどしている。
「フラクラ」においても「狂気」という文脈が二人にまつわるストーリーに結ばれることもある。
またフランは紅魔館地下、クラウンピースは地獄というそれぞれの地下世界に長らくの居住がある。
特にクラウンピースは虚無の地であった月面の静かの海を肯定するなど、対比して地獄の過酷さを覗かせる一面もある。
この他主にフラン側の視座において、フランは二次創作において多様なメンタリティの在り方が想像されているキャラクターであり、その中には元々初登場作品を『紅魔郷』で同じくするチルノなどの妖精達などと近い目線で触れ合えるのではないかとするものも従来よりある。
『紅魔郷』で語られるような加減を知らない幼さももつという姿や、あるいは長い間紅魔館地下に閉じられて世界を知ることができなかった姿といった様々なアプローチによるフランが『紅魔郷』以後、純粋で裏表がなく活発で悪戯好きな紅魔館近郊などの妖精との交流によって開かれていく様なども想像されており、クラウンピース登場以前からフランと妖精たちとの交流という二次創作的アプローチの醸成があった。
そしてクラウンピースの登場にあって、同じく一般的な的な妖精としてのメンタリティも持つクラウンピースもまたフランと妖精たちとの結びつきに共感するものがあり、さらに先述のように二人ならではの共通点もあって、フランとクラウンピースならではの、特筆的な「フラクラ」のエピソードも様々に想像されている。
これ以外の共通点としては、二人ともいずれも髪色が鮮やかな黄色または金色であり、フランのそれは特徴的なもの(※1)であるが二人はともに背中に羽を持つことも共通している。
さらに両者はゲームキャラクターとしての難易度の高さにも共感する要素を持つ。
フランはEXステージという『紅魔郷』すべてのストーリーをクリアした後にようやく出会えるキャラクターであり、その弾幕の難易度も壮絶なものである。
クラウンピースは『紺珠伝』において全6ステージ中5面ボスという最終話の一つ前ステージのボスという位置づけながら、『紺珠伝』のゲームの設計思想もあってか複数の初見殺し的通常弾幕及びスペルカードを展開しており、幾多のプレイヤーに5面ステージ時点にして史上稀に見る苦難を与えたという実績を残した。
『紺珠伝』時点のクラウンピースは純狐による「純化」の影響下にもあったものでもあるが、弾幕やスペルカードはそれを展開する存在の多様な自己表現、「 人となり 」(※2)でもあり、その美しさや難解さはそのまま弾幕を放つ本人を表現するものでもあるのである。
フランやクラウンピースが放つ弾幕もまた、難解ながらも美しかったり遊び心(残酷なまでの)が込められていたりとそれぞれの個性が表れるものとなっているのである。
※1:作中登場人物の稗田阿求によれば、「 七色に光る不思議な翼 」とも。
※2:霧雨魔理沙評(『グリモワールオブマリサ』)。
関連タグ
3.の用法
株式会社カプコン制作によるアクションゲームに登場するキャラクター同士のカップリング。
ゲームタイトルなどは「腐向け岩男」記事などから詳細を求められたし。
原作において両者とも男性的なパーソナリティをもつキャラクター(ロボット)として登場しているため、本タグによって結ばれる作品は女性向け・腐向けとなる。
記述にあたって
「腐向け岩男」に関連する記述については当該のジャンルに関連してピクシブ百科事典記事にキャラクター名を明記しない・作品名のリンクを設置しないという執筆文化が一部ある。
記事によっては明記されているものもあるが、本記事ではより密な方針に接近し、当該のキャラクターの名称を伏せている。ただし、記事のリンク機能の必要性からリンク自体は機能している(これは当該ジャンルでも許容されている)ため、必要に応じて各文字列の内部のリンクから該当するキャラクターなどの記事を求めてほしい。
概要
一連のシリーズ作品の第二作目に登場する次の二名のキャラクター(キャラクターA × キャラクターB)によるカップリング。
キャラクターAはピクシブ百科事典の「腐向け岩男」記事によれば「光」とも仮称されている。
キャラクターBについては同名のキャラクターがシリーズの別の作品にも登場しているが、2016年4月現在のpixivでは後者のキャラクターを含めた「フラクラ」はみられていない。