「見たかロジャー…!! お前の仕掛けた“宝探し”なんてまどろっこしい時代はおれが終わらせる。“宝はここにある”!!!」
「奪い合い血を流す! 強い者が勝ち取る祭り…!! これがおれの…『新時代』だ」
概要
劇場版第14作目『ONEPIECE STAMPEDE』に登場するキャラクター。元フェスティバル海賊団船長。
「祭り屋フェスタ」の異名通り人を熱狂させる事が生きがいで、ロジャーの死に際に放った一言とそれによりもたらされた大海賊時代に大きな敗北感を感じている。
映画本編では海賊たちの祭典である海賊万博を開き、その裏で自身の企てを進める黒幕的な人物である。
プロフィール
本名 | ブエナ・フェスタ |
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異名 | 祭り屋、最悪の戦争仕掛け人 |
肩書き | 不明 |
能力 | 不明(非能力者?) |
誕生日 | 不明 |
年齢 | 70代後半 |
出身地 | 不明 |
主な部下 | 不明 |
CV | ユースケ・サンタマリア |
人物
容貌
見た目は若々しいが、実年齢は70歳以上もいくほどの高齢である。
もじゃもじゃ頭とサングラス、口にくわえた葉巻と出っ張った腹が特徴的。表情豊かで感情表現も激しく、時にはまるで指揮者のように身振り手振りを用いる。
経歴・思考
大海賊時代以前から活動している大物海賊の一人だが、海王類に食われたことで世間的には10数年前に死んだものと思われていた。自身が開いた海賊万博の裏でダグラス・バレットと手を組み、凶行を張り巡らせる。
そんなフェスタにとっての“祭り”とは「人を熱狂させる事」。そこには興奮も敵意も関係なく、祭典も戦争も彼にとっては道楽の種である。怒れる裏社会の大物たちを相手にしてもフェスタは動じず「怒りもまた…熱狂だ」と言い切った。
目的
「宝が欲しけりゃくれてやる! 奪ってみせろ! この世の全てはおれたちの手にある!!!」とはフェスタの台詞。大海賊時代の幕開けを思わせるこの台詞からも分かる通り、フェスタはロジャーのことをとても強く意識している。
既にこの世にいないロジャーに勝つには大海賊時代以上の熱狂を創り出すしかないとフェスタは考え、バレットと手を組むことで海の均衡を破壊して世界中を戦争状態にしようと企んだ。
能力
興行力
数多の海賊を自身の祭りで熱狂させてきたその手腕は本物。万博会場であるデルタ島には場所ごとの特色があり、プログラムは公式なものだけでも多岐に渡る。
海賊万博は単なるカモフラージュというにはあまりに手の込んだ海賊たちの祭典と言え、序盤では麦わらの一味も思うままにお祭り騒ぎを楽しんでいた。
戦闘力
仮にもロジャー時代の海賊のため、ある程度の戦闘力を持っていると思われるが、劇中では取り出した銃を使うこともなくサボに一撃でやられたため詳細は不明。なお小説版ではその銃に海楼石製の弾が仕込まれていたとされている。
余談
- スタッフ
作中でフェスタは海賊万博のスタッフから船長ではなく、フェスタ代表と呼ばれていた。これは彼の趣味で部下にそう呼ばせているという可能性もあるが、スタッフが彼直属の部下ではないという可能性もある。
そもそも死んだと思われていたフェスタには資金源がなく、裏社会の大物から出資を得る形で海賊万博を開いていた。ひょっとすると海賊万博で働くスタッフもそのスポンサー達が派遣したのかもしれない。
それを証明するというわけではないが、フェスタは自分の計画とバレットの強さで世界の支配を考えており、他の存在は全く考慮に入れていなかった。また途中からスタッフの姿はほとんど映らなくなる。
フェスタが海賊万博の目玉として用意したお宝とはラフテルへの永久指針(エターナルポース)。
これは本来予定されている歴史の本文の解読なしでラフテルへの到達が可能になる代物であり、存在を示唆することで一般の海賊のみならず海軍や王下七武海、CP‐0といった世界政府側に属する者たちまで海賊万博におびき寄せた。
- 末路
サボにやられたフェスタは敵も味方も巻き込んで強い“力”に変えていく麦わらのルフィの底知れなさを推し量り、組む相手を間違えてしまったのかと思いを募らせる…が、そもそもルフィはお前なんかとは組まないとサボによりその思考は一蹴された。
なお、さらに終盤になると革命軍に彼の身柄が確保されたことが分かる。いずれどこかで再び海賊万博が開かれるなんてこともあるのかもしれない。
関連タグ
ONEPIECE STAMPEDE(ONEPIECEの映画) 海賊万博
モルガンズ…STAMPEDE本編にて絡む。裏社会の大物(恐らく海賊万博のスポンサー)の中では一際目立っていた。
ウタ:フェスタとは行き着く先が違うものの、同じく「新時代」の到来を目指した劇場版限定キャラクター。