概要
侵蝕者と昼夜を問わず、戦い続ける文豪たち。
絶えず命のやり取りを伴う任務はやはり過酷だ。
如何な転生文豪と言えど攻撃を受ければ怪我もするし、戦いが長引けば疲れもたまる。
大抵の特務司書であったら、そんな彼らをすかさず労うだろう。
食堂でご馳走したり、ほのぼの癒したり(むしろこちらが癒されるが)するのも一興である。
しかし現実は甘くなかった……
界隈では、耗弱グラフィックないしは耗弱・喪失ボイス回収、レベリングのための無理な進撃が多発。傷や疲労を癒す間もなく戦場へ駆り出される文豪・文士も多い。
また新規文豪や衣装・内装といったイベント目玉報酬を手に入れんがため、潜書を繰り返し、気がついたら一人いなくなっていた……という事態まで。
最近では、メフィストフェレスを倒して一安心と安堵に胸を撫で下ろしていたのも束の間、四大元素の属性をまとう新種の侵蝕者の出現により文豪レベルのみならず衣装レベル、対応装像不足のため簡単に耗弱・喪失になり、気づいたら手持ちの洋墨と錬金糸がなくなって負傷者の手入れ時間だけで1日経過していたり怪我をしても直す資材が足りなくなる、戦力を上げようにも遭遇するたびに負傷してまともにレベル上げができないという事態もでるようになった。カンストすればいいというわけではないのだ。
最新のステージであるちの段以降では、一撃ないしは二撃で耗弱・喪失するくらいの大幅なダメージを与えてくる上に、大幅強化された最深部ボス侵蝕者の実装により、カンストや会派に金枠装像を装備をしていても耗弱・喪失になりやすくなった。
特に元から防御力が弱めの弓文豪・鞭文豪は犠牲になりやすい。気をつけよう。慢心、ダメ、絶対。
転じて二次創作での扱い
当初は上記のように無謀な出撃を繰り返すことに関してブラック図書館と
呼ばれていたが、二次創作によって別の意味が加えられることになっていった。
例としては
・文豪たちへの身体的・精神的暴力
・見目の良さ故に特務司書が夜伽を命じる
・一人の文豪を手に入れるため、帰還してすぐまた潜書
などの様々な脚色が加えられることが多くなり、現在では一口にブラック図書館と言われても、それだけでは、タグでブラック図書館と書かれていてもどんなブラック図書館なのか分からなくなってしまっっている。
どれをとってもブラック企業も真っ青な勤務待遇であるではあるのだが、文豪達をこき使って重労働させているからブラック図書館なのか、文豪達にエロいことしてるからブラック図書館なのか、グロテスクなことをしているからブラック図書館なのか、判別できない。
なので、キャプションや前書きでどういった傾向の作品であるか説明すると親切である。
なお、「ブラック図書館」という用語の元ネタは、DMM GAMESの先輩ゲームである『艦隊これくしょん』のブラック鎮守府と、『刀剣乱舞』のブラック本丸である(さらにその元ネタは「ブラック企業」)。
派生
特務司書以外がブラックだったり、かつてブラック図書館だった国定図書館をあれこれしたりするネタ。
「ブラック図書館」は、主人公の特務司書自身が現在進行形で文豪たちに過剰な出撃を強いたり肉体的・精神的な虐待を行うネタを指す為、ブラックな特務司書が現在進行形で登場しない場合はそういうネタを探す人への検索妨害になる事を避ける為にも、ブラック図書館タグは併用しない事を推奨する。
元ブラック図書館
ブラック図書館から特務司書が居なくなった状態。
ここに引継ぎ特務司書や迷い込んだ闖入者(他所の特務司書やnot司書)が来て話を繰り広げる事が多い。
引き継ぎ司書
他所の国定図書館を別の特務司書が引き継ぐ話。
新米特務司書が前任者のせいでブラック化した図書館に赴任させられ、そこで人間不信に陥ったり性格が歪んだ文豪たちに殺されかけたり相手にされなかったりといった試練を経ながらも対話を重ねるなどして信頼を勝ち得ていき、最終的に図書館を立て直す、といった展開のものが多い。
ブラック文豪
文豪が特務司書を問答無用でいじめ殺そうとしたり排除しようとするなど物語の中での敵ポジション化する話。
「文アルちゃんねる」または「司書ちゃんねる」形式
「文豪とアルケミスト」ジャンルにおける2ch風小説。ブラック図書館やその派生ネタでもよく見かけられる形式。詳しくは該当記事参照。
ブラック図書館関連ネタのタグ付け(棲み分け手段)
検索の利便性を高め、読みたい人も苦手な人も作品を探しやすくする方法について記載する。
ブラック図書館ネタやその派生には、キャラクターや原作設定の改変、主人公の特別扱いなど、好みが大きく分かれる要素(特殊嗜好)が多く、拒否感を持つ人も数多く存在する。
嗜好の違いによるユーザー間のトラブルを回避するためには、ユーザーの対応が重要となる。
作者は作品内容に合致したタグやキャプション等での説明をつける事が、閲覧者はマイナス検索の活用、タグや説明の内容を確認して自衛する事が必要。
そのため、下記の考え方を前提としてタグや注意書きの記載例を紹介する。
- タグを付けたりキャプションや本文の1ページ目に注意書きを記載する。ネタバレよりもトラブルを恐れるべき。
キャプションや前書きに記載する内容
- 登場キャラが暴力や罵倒をしたりされたりする等の描写の存在
- 原作から性格などが大きく変化している、または悪役や敵役として登場する→(キャラ名)が××な性格になっています。など、どのキャラクターがどんな状態かを記載する
- タグでは表記しきれないキャラクターの関係性の説明(カップリングで女/受けが積極的であるなど)
使用するタグ
ブラック図書館系のタグ
作品形態のタグ
特務司書の傾向を示すタグ
棲み分けタグ
※文豪とアルケミスト+作品傾向タグを使う場合→文アル【夢】・文アル【腐】
- 作者が設定を考えたキャラ(特務司書含む)による主人公視点で文豪とアルケミストのキャラと交流する→文司書、司書文、not司書
- 作者が設定を考えたキャラ(特務司書含む)が作中で大暴れする→俺TUEEE
- 文豪や特務司書(男)での恋愛描写や性的行為が中心の作品である→文アル【腐】タグか腐向けタグを付け、キャプションや前書きで対象のキャラ達の攻め・受け関係を明確に記載する。
恋愛表現のタグ(「肉体関係」における攻め・受けで表記を決める)
- 作中で文豪と特務司書の恋愛や性的行為の描写がある→文豪×司書や司書×文豪タグを付ける。
- 女/受側が積極的な恋愛・性的行為の描写がある→肉体関係における攻め・受けで表記し、女/受が積極的である旨を別途説明する。
- 文豪や特務司書(男)などが同性同士で恋愛関係にある、性的行為を行う(行っていた)などの設定があるがメインではない場合→腐向けタグをつけるかキャプションにそういった描写が含まれることを忘れず記載する。(女主人公と男士の恋愛話の場合は特に、恋愛対象の男に同性愛経験がある設定は拒否感が出る可能性が高い。)
その他のタグ付け
- 悪役敵役扱いだったり性格が極端に曲がった文豪がいる→その文豪のキャラ名はタグ付けしない(大抵の人は好きなキャラ名で検索するため。但し、前書きで○○が酷いです、等の注意書きをする事は読者に心の準備が出来る為むしろ推奨される)
- 他の商業作品からキャラを持ってきている場合→クロスオーバータグと対象の作品名タグを付ける
棲み分け問題
本項では「ブラック図書館」とその派生ネタにまつわる利用者間のトラブルを記述する。
上記の通り、ブラック図書館関連のネタは人により大きく好みが分かれる作品傾向であり、実際にトラブルの元になった要素を以下に挙げる。その中には、書き手(描き手)が付けたタグやキャプションでの事前説明が不十分だった事が原因と言われるものも存在するため、内容を見る前に作品傾向の判別がつく状態であれば、トラブルは減らせる。
pixiv利用規約違反となる例
性描写や残酷描写等を含む作品は、規約に従い投稿時にR-18やR-18Gの閲覧制限を設けなければいけない。しかし投稿者の中にはそれを怠り、全年齢でスプラッタな話や特殊嗜好の話を投稿する者が偶に見受けられた。なお、閲覧制限違反は通報対象となる。
ユーザー間で問題となる例
登場人物が暴行される描写等がある作品はキャラアンチ・キャラヘイト等に分類される事もあるのだが、そちらのタグを付けられていないと、作品傾向が閲覧前に判断出来ない事態が起きる。
引き継ぎ司書の棲み分け問題
原作ゲーム内には引き継ぎや文豪の他人への譲渡が存在しない為、他の特務司書が居る(または嘗て他の特務司書が居た)図書館や文豪を別の特務司書が受け継ぐ設定は、いわゆる二次設定となる。
また、実際のアカウント譲渡はDMM GAMESの規約違反になる。
ブラック文豪については、原作キャラクターが倫理的に問題のある行為を行うような性格になる等の著しいキャラ改変を含むため、苦手なユーザーは多い。
しかし、どのような作品においても「キャラクターのイメージを著しく損なう二次創作」に抵触する可能性については、二次創作の投稿者や読者などの「恩恵に与っている側でしかない第三者」ではなく公式が判断する事という点に留意しておく。
関連タグ
関連項目
今日も図書館は平和です……ある種の対極にある図書館