曖昧さ回避
3D対戦ロボット格闘ゲーム『電脳戦機バーチャロン』に登場する同名のバーチャロイドについてはベルグドルの記事を参照。
概要
初代『R-TYPE』の5面「巣」の最深部に待ち受けているボス。バイド体が漂う空間で腐食した金属が融合して構成された生命要塞で、赤いコアらしきものから無数の棘がウニのように張り出した姿を持つ。また、登場時にはベルメイト肉塊(通称:タコ)を無数に纏った異形の姿で現れる。(そのため後述のTACTICSでは「ベルメイト本体」と区別して呼称されている)
戦闘時には肉塊を文字通りの肉壁として利用するほか、攻撃手段として射出してくる。肉塊は耐久力が高く、R-9Aの対空レーザーや波動砲を撃ち込まねば破壊は困難。本体も不規則な動きで浮遊しているので、状況によってはフォースの付け替えも必要となる。ボス戦到達前にミスをしてしまいフォースや対空レーザーを失っていた場合は更に厄介だが、半チャージの波動砲で接近する肉塊を一発ずつ潰していく戦法で対抗できる。
本体の耐久力は低い上に攻撃手段も持たないので、肉塊さえ破壊してしまえば、逃げ回るだけのザコキャラ同然と化す。一定時間が経過すると猛スピードで撤退していく。
R-TYPE TACTICSでの概要
本作ではバイド側の戦艦系のユニットとして扱われており、肉塊に依存しない攻撃手段を得たほか、戦闘機等のユニットを艦載して修理・補給することが可能になった。デザイン上の変更点は、棘が長くなって十字架を思わせる雰囲気になったほか、コアの周りからスラスターらしき噴射口が計8個突き出ている点。
主力武器の「衝撃波」は威力・射程に優れ、敵実弾兵器の迎撃が可能。また、副砲を持たない代わりに亜空間バスターと呼ばれる特殊兵器を持ち、自艦から周囲数HEX内に潜伏している亜空間状態のユニットに(敵味方問わず)ダメージを与える兵ことができるが、炸裂範囲の外周部分は威力が減衰してしまう。
搭載ユニット数や索敵能力もコンバイラに次ぐ高さを誇り、出撃時必要HEX数や艦形状がコンパクトなので運用性も高い。更に艦の形状の関係で射程1の近接攻撃が実質的に無効となるなど、総じて高い性能を誇る。
敵ユニットとして登場した場合は原作同様にベルメイト肉塊を艦載しており、プレイヤーのユニットが接近すると一斉に肉塊を放出して本体への攻撃を阻むが、この肉塊は攻撃手段が体当たりしかなく、自軍で運用する際に使いどころを見出す事は難しいだろう。
ベルメイトベルル
『R-TYPE TACTICSⅡ』に登場した強化型。ベルメイトの外縁に植物の「葉」を思わせる緑色の部位が形成されており、どちらかといえばジギタリウスの強化型のような印象を受ける。
この「ベルメイトベルルの葉」は、本体とは独立した意志を持つ副砲であり、4つの部位から「共鳴増大波」を発射して敵を攻撃することが可能。加えて本体の攻撃手段も「衝撃波Ⅱ」となり、威力がかなり向上している。更に亜空間バスターも着弾地点を指定可能な「亜空間バスターⅡ」にアップデートされた。
ユニット搭載数や索敵能力は原型艦から据え置きであり、艦形状変更により必要HEX数が1増え、近接攻撃を受けるリスクが生まれているが、それらの弱点が殆ど気にならないほどの性能を誇る。
問題はゲーム終盤にならなければ手に入らない事だが、その終盤にこそ本艦を使用しなければ打開困難なステージがある為、十分とも言える。
ゼオネイト
『R-TYPE FINAL3』のアップデートにて追加(『R-TYPE FINAL3 EVOLVED』にて先行実装)されたステージ4.1 肉弾・万雷轟く異空間では、ベルメイトの亜種と思われるゼオネイトとゼオネイトゼブブが出現。前者は所謂中ボスであり、画面内を漂いながら肉塊や血塊を帯電させて飛ばしてくる。後者はステージの最後に登場するボスで、ベルメイトベルルに酷似した外観を持つ。葉のような部位からは肉塊や血塊を飛ばし、弱点のコアからは共鳴増大波を放射状に発射。この2つを同時に発射するパターンもあり、避けるのは至難の業。
更には亜空間に退避して攻撃を回避し、亜空間バスターのような範囲攻撃を放つ。その後に亜空間から出現する時は自機の背後から出現する場合もあり、本作の中でも屈指の難敵となっている。