概要
カルバード共和国で普及しているモータースポーツZ-1グランプリのチャンピオン。
整った容姿で女性人気も高く、それ故家本人もプレイボーイ気質。レーサーとしての実力は本物で、反射神経も高く一度だけだが本物の殺し屋のナイフを躱している。
レースにかける情熱と結果を受け入れる真摯さも持ち合わせ、一度勝負を挑んだヴァン・アークライドに負けたときも言い訳をせず、素直に負けを認めている。
ここまで聞けばプレイボーイ気質を除けば中々の好青年だがこの男………かなりのゲス野郎。共和国どころかクロスベルやオレドなど、各方面に愛人を作っているという噂を囁かれており、度々各地に飛んでいるのも愛人の元を訪ねているとか。
真相
実は、愛人というのは全くの誤解。Z-1で伸び悩んでいた23歳の頃、事故で入院した病院に勤めていたナースの女性の優しさに触れて好意を抱いた。退院の日に告白して、OKの返事をもらって同棲にまで行き着いた。
しかし………優勝したことで持ち上げられ、舞い上がったマクシムは様々な女性と一夜限りの関係を繰り返していき、次第に彼女と距離が開いていき、ある日彼女は書き置きを残して去って行ってしまう。
心底後悔したが、自分の浮気が招いた結果という負い目で後を追うことができなかった。その二年後、なんと検査先だった同じ病院で彼女が自分の子を身ごもり、退職していたのを知ってしまう。当然、浮気が原因で教えてもらえるはずもなく遊撃士協会に相談するとまで警告されてしまう。
それから四年間、現在(七耀暦1208年)に至るまでマクシムは恋人の女性と彼女が産んだ自分の子を探し続けていたのである。彼女が出て行った後、女遊びも一定の線引きをするようになってはいるが、ジュディス・ランスターとのスキャンダル騒動が起きてしまい、ついに困り果てたマクシムは馴染みのベルモッティ経由でアークライド解決事務所に恋人の捜索を依頼し、ここから彼らと本格的な交流が始まる。
…………………これだけ聞けば涙ぐましく、反省した男の未練に決着をつけるための依頼ではあるのだが、絵に描いたような浮気男の展開でスクープ通りのゲス野郎だったために全員から白い目で見られる。特に女性陣からの批判は凄まじかった。
しかも、ジュディスとのスキャンダル騒動も先方から食事に誘われたに過ぎないのだが事実である…………
「――――あ、あんな美人に迫られたらフラつくのは男として仕方ないだろう!?」
カトル「あ、開き直った。」
と、このとおり事務所メンバー全員からは最悪の評価。何せラングポートでもデートに誘った現地の女性の前でエレインにちょっかいをかけていたのだから尚のこと。
そのくせ、手がかりのあるタイムカプセルを埋めたディルク記念公園では聞いたわけでもないノロケ話を聞かせてくるのである。それだけの相手を放っておいて浮気したのだから、当然のことながら余計に事務所メンバーからの株を下げ、件のタイムカプセルと写真を見つけたのだが…………
この先はゲームをプレイするなどして確認をしていただきたいところだが、事務所メンバーにとっては顔馴染みとだけ告げる。尚、恋人が誰かを知ったときのアークライド解決事務所メンバーは仰天し、同時にその女性がいかに魅力的なのかを知っていたためにこんなのが相手だったと知って、少なからずショックを受けていた。
本人曰く
「こんなので悪かったな。」
流石に事実なので、本人もそうとしか言い返せなかった。
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アークライド解決事務所-スキャンダル騒動で付き合いが生まれる。尚、後にジュディスもこのメンバーに加わる。