「Life is good, but it can be better.」
概要
ジャスティスリーグの元マネージャーであるヴィラン。
テレパシーで人を操る能力を持つ。
媒体によってはマックスウェル・ロードと表記されている。
実写作品
ドラマ
ロード・テクノロジー社のCEOとして登場。
映画
DC Extended Universe
本作ではチーターと共にメインヴィランとして登場。
民間石油会社の社長で移民という設定になっており、原典と違って特殊能力を持たない普通の人間である。通称「マックス」。
また、妻子持ちでもあるが、現在は離婚している。
連日テレビのCMに出ているほど有名なタレントとして活躍しており、良き父親として息子のアリスタには「いつか偉大な男になる」と言い聞かせながら愛情を注いでいる。
人々の欲望を利用した計画を企てているが、実は会社の経営が破綻寸前で石油を掘り当てた実績もなく、一見豪華な生活も見栄で成り立った偽りの栄光であり、スポンサーからは資金の返済を催促される始末であった。
それらの窮地を打破するために何でも願いを叶える「魔法の石」を探し求めており、序盤でバーバラ・ミネルヴァをそそのかして博物館からは魔法の石を盗み出す事に成功。
そして、ある願い事をした事で一夜にして莫大な富や名声を手に入れた。
なお、人物像に関しては『ジョーカー』のトーマス・ウェインと同じく、ドナルド・トランプ大統領がモデルとの事である。
ちなみに彼が劇中で何度も口にする「君は採用だ!!」はドナルド・トランプがTVのリアリティーショー番組の司会者だった時の決め台詞「君は馘だ!!」のパロディ。
「金持ちのお騒がせセレブ」のイメージを持たれながら、借金だらけで、経営手腕もイマイチという点や「金髪だが明らかに髪を染めている」点などもドナルド・トランプと共通している。(ドナルド・トランプも自分の所有している会社を何度も潰している)
※以下、重大なネタバレ
マックスの願い事は「魔法の石と一体化する」というものであった。
なお、魔法の石がマックスに盗まれる前にワンダーウーマンことダイアナ・プリンスも魔法の石に願い事をしていた。
見栄や魔法の石にすがってまで偉大な男になろうとしたのは過去の経験が原因である。
上述にある通り移民として生まれるも、貧しかった上に不仲な両親に抑圧されながら育ち、学校では移民という理由で仲間外れにされる等、不幸な少年時代を過ごしていた。
その結果、力に対する異常なまでの執着心や環境に恵まれた者への羨望に取り付かれてしまうに至っている。
魔法の石そのものとなって「手に触れた相手の願いを聞くだけでその相手の願いを叶える能力」を手に入れた事で企業や政財界に対して願い事を交渉材料に同盟関係を続々と成立させたものの、多忙になった事でアリスタとの交流が減ってしまう。
その後、魔法の石の危険性に気づいたダイアナやスティーブ・トレバーの妨害に遭いながらも着実に権力を手に入れ、利害の一致でバーバラに力を与えていた。
やがて1人1人の人間の願い事を聞く行動の効率悪さを解消するためにホワイトハウスの中継システムを掌握し、自身の思念を世界中の電波で拡散させる事で直接会う必要もなく世界中の人々が願うだけで魔法の石の効力を発揮させたが、自身を含めた人々の欲望が次第に暴走して争いや災害が増えてしまい、その挙げ句に核戦争が起きかねない事態に陥ってしまった。
終盤では、世界中が混乱した状況に嘆いたダイアナが電波を通して「欲望に塗られた人生よりも真実の方が美しい」と訴えた事で世界中の人々が次々と願い事を取り下げ、電波を逆に利用されたマックスも自分に助けを求めるアリスタの声を聞いた事で過ちに気づいて願い事を取り下げた。
世界中の願い事が取り消しになった事で平和が戻り、息子と再会したマックスは偽りの手段で成り上がろうとした不甲斐なさを詫びながら人生をやり直す事を誓うのであった。
DC Universe
演者:ショーン・ガン
関連タグ
鴻上光生、神林進…映画版マクスウェルと同じく欲望に執着するキャラ。前者は欲望を愛するポジティブな人物であるのに対し、後者は「正義」という欲望のために家庭を蔑ろにしていた。
ウタ(ONEPIECE)…目的こそ真逆であるが、映画版マクスウェルと同様にメディアの中継を利用した計画で世界中を巻き込んで主人公と敵対していた。