曖昧さ回避
概要
イネ科マコモ属の多年草。別名・ハナガツミ。
東アジアから東南アジアの水辺に見られ、草丈150cm以上に育つ。
実は食用になる。またマコモには高確率である種の菌類が寄生し、新芽がその影響で肥大化する事がある。これをマコモダケといい、食用になる。
マコモダケは放っておくとどんどん黒くなっていく(なので、マコモダケは白い内に食べるものとされる)が、これで生じた黒い胞子は「真菰墨」と呼ばれ、顔料として使用される。
葉や茎の繊維は強靭で、編んでマット状に加工して色々に使われる。
北アメリカの近縁種「アメリカマコモ」の実は古くからインディアンにより食用に利用され、「ワイルドライス」と呼ばれる。