つらい
CV:野島裕史
概要
漫画「ドリフターズ」の登場人物で、本作の主舞台となる「オルテ帝国」の新米文官。
新人1年目で配属となったエルフ族占領土政庁にエルフ解放を狙う「漂流者(ドリフ)」とエルフの一派が襲撃して以来、怒涛の人生を歩むことになる。
人物
いかにも生真面目なデスクワーカーといった風貌であり、概ねイメージ通りの、真面目で気弱な性格。(腰が低いのは後述する「仕事場の事情」もあるが)
活躍
初登場は18話。自分以外の兵士や文官が、捕えていたエルフの女性を慰み者にしていたことから、激昂した豊久やエルフ達によって撫で切りにされそうになる。
エルフの男達に弓矢を向けられて周りの人間が口々に命乞いをする中、ミルズは「何もしていない」「女と寝たこともない」と自身の潔白を叫ぶ。その叫びが功を奏したのか、エルフの男達も自分達の矜持のため彼のみ標的から外し、唯一生き残ることとなる。
その後は漂流者たちが根城にしていた「廃城」に連れて行かれ、物資や火薬増産の管理といった雑務に追われる日々を過ごす。
前述の事情から当然立場は低く、エルフの子供に「童貞人間」と呼ばれナメられ、サンジェルミ伯からも「童貞くさいツラ」と見抜かれ、女性陣からはキツイ目で見られている。
実質上司となった漂流者について、織田信長は「1年目」の自分にめんどくさそうな業務を全部投げていき、自分の裁量の範囲を増やしていくことから「こわい」と評しており、島津豊久については、考えも言ってることも分からない事から「超こわい」と評している。
廃城が物資流通の一大拠点となり、業務の限界を感じた頃に信長から追加の文官を派遣されたこともあって、何とかこなしていった。
一方、廃城が手狭になったことで廃城周辺を調べ、廃城が「何らかの大戦さで使われた建築物のごく一部」であることが判明すると、仕事の傍らで廃城の機能を少しずつ回復させる手筈を整える。
さらに、マモン間原サルサデカダンで行われた「漂流物」と「廃棄物」の決戦で「漂流物」が敗北した事が知らされると、エルフ達が混乱する中で冷静に状況を判断。文面から廃城への籠城が目的だと判断し、籠城に必要な物資の集積と味方を受け入れるために準備を整える。
職務を着実にこなしていく内に、真面目さやエルフの人格や技能を高く評価する誠実さを評価され、共に働いているエルフの男達とは次第に打ち解け始めている。エルフ側もミルズを「童貞人間」ではなく名前で呼ぶことが多くなり、食事面などの待遇も微妙に向上しているようである。
特にサルサデカダンからの手紙で見事な判断を見せた際には、冷たい態度を取っていたエルフの女性も(しかめっ面を崩さないでだが)ご馳走による歓待を受ける。(ずっと冷たい態度を取られていたので、ミルズは行動の真意を分かっていなかったが)
余談
作者の平野耕太氏はTwitterで「実質今宰相ですこの眼鏡」とツイートしている。