概要
ムンナは、等脚目 ミズムシ亜目 ウミミズムシ上科 ミジンミズムシ科(Munnidae)に分類される海洋生物の総称。
ムシャーナには進化しない。
浅い海から深海まで広く生息する体長数mm~数cm程の小さな甲殻類で、海藻や岩、サンゴなどの上で生活する。
日本近海にも広く分布し、ヒメミジンミズムシなどが潮間帯でよく見られる。
系統的にはミズムシの仲間に含まれ、特に深海に生息し異様に長く発達した脚と種によっては6枚の遊泳脚も有する奇怪な姿が特徴のアシナガミズムシ科(Munnopsidae)/ムンノプシスに近縁。
形態
脚や触角などが長く、頭でっかちで風変わりな姿をしている。
腹尾節を背に背負う様に反らして歩く。
深海に生息する種は特に脚が長く、雄が大きく発達した鎌や鋏状の脚を持つ種も存在する。
オスの生殖器である第1腹肢と第2腹肢に種の特徴が現れるため、雄を解剖することで種の同定が可能。