概要
『カードキャプターさくら』に登場するクロウカードの一種。
英語名は「THE MAZE」、漢字名は「迷」。
緑色の巨大な立体迷路を生み出し、相手を迷い込ませる。
一度生み出した迷路は中に入った者が出口を探し出せるまで消えず、脱出されるとすぐに新しい迷路を作り出そうとする。
性格は非常に厳しく、迷路を抜ける上での不正行為は許さない。
原作ではさくらカードに変わった際、カードの絵柄の迷路の一部が大きな星の模様に変化している。
作中では
クロウカード編
原作・アニメ共に、歌帆が初登場した回で登場。月峰神社の境内で発動し、さくらと知世、小狼(アニメでは苺鈴も)を迷路に閉じ込めた。
「翔」で上から出口を探そうとしても壁を高く伸ばして阻止し、(アニメのみ)「剣」で壁を切ってもすぐに塞いでしまい、さくらたちを散々手こずらせる。
アニメでは途中で迷路が更に複雑化しており、苺鈴がはぐれてしまっている。
しかし、現れた歌帆が持っていた「月の鈴」で叩かれると、迷路の壁はあっさり崩壊。元に戻ることもなく、壁を突っ切っていったさくらたちにそのまま脱出されてしまう。そして新たな迷路を生み出そうとしたところを封印された。
アニメではカードは歌帆の元に飛んでいった(迷路の脱出方法を見つけたのが彼女であったため)が、歌帆はそれをさくらに手渡すのだった。
さくらカード編
原作ではさくらの通う友枝小学校で、アニメでは桃矢の通う星條高校でさくらカードに変えられた。
さくらが雪兎に告白した「星の道」でクロウの気配がした際、魔法を使う姿を他の客に見られないよう「幻」と共に使用している。
ちなみにこの時の小狼の魔力は、『クロウカード編』ではさくらでも破れなかった「迷」の壁をいくつも破れるまでに高まっている。
クリアカード編
冒頭で他のさくらカードと共に透明になってしまい、現時点で使用場面はない。
その一方で、似た能力を持つクリアカード「迷宮(ラビリンス)」が登場している。