概要
CV:稲垣隆史
800年前からアラクネに仕える古株であり、彼女の身の回りの業務をこなす執事。アラクネ復活に伴い姿を見せ、彼女に従い目標に沿って任務を遂行する。
長く突き出た鼻の部分は口吻であり、これを生物に突き立てることでモスキート(蚊)の名の通り吸血を行う吸血鬼。
原作とアニメではギリコ同様扱いが全く違うキャラとなっている。
人物
幼児程度の伸長にシルクハットと黒のスーツ、白い口髭を蓄えた老紳士然とした風貌の人物。
アラクネに忠誠を誓っており、復活時にはレッドカーペットとリムジンで出迎え、さらに最高級ワインを用意してもてなす気配りを見せている。
アラクノフォビアへ送迎した後は感極まったかのごとく涙を流し、主の復活を喜んだ。
だが反対にアラクネの付き人であるギリコとは非常に仲が悪い。
リムジンを破壊に等しい形でオープンカーにされた際は顔中に青筋を立てて憤慨する(アラクネの「よい」の一言で冷静になった)、アラクネとの会話中に彼が現れた際は「まだおったのか。小汚いノコギリめ。」と忌々しそうに言葉を発するなど、事あるごとにそりがあわない様子を見せている。
また、主の前であるにもかかわらず本気の戦闘を行うほど血気盛んな性格も兼ね備えている。
基本的には冷静沈着。
死武専のババ・ヤガーの城攻略作戦で場内に爆発が響いた時には、僅かに動揺の素振りを見せながらもすぐさま武専による錠前の破壊と気付いて部下たちに的確な判断を下している。
因みに蚊らしく血が不足すると動けなくなってしまうようで、緊急時には部下の体から吸血を行う。
チェスが滅茶苦茶弱く、作戦でアラクノフォビア兵に変装したオックス・フォードと一戦交えた時には本人は「手を抜いたら承知せんぞ。」と言っていたが、オックスが全力で接待プレイをしてあげねばならないほどのお粗末極まりないものだった。
能力*
若返り
彼の真骨頂は自身の魂の波長を増幅させ、過去800年のどれかの姿になることで身体能力を高めること。以下は原作及びアニメで登場した若返った姿である。
- 100年前形態
「100年前の姿…それ即ち…」「私が一番硬かった時代だ」
「BREW争奪戦編」において登場した形態。
本人曰く姿を変えれば磁場内での存在可能時間が+10分されるらしく、 死武専よりも先に磁場の中へ突入していたモスキートが存在可能時間の20分に近くなったために披露した。
上半身だけが某ゴム人間の如く肥大化する。強度を活かした突撃が主な戦法。
争奪戦時のマカ、ブラック☆スター、デス・ザ・キッドの3組が共鳴連鎖を使用してようやく押せるレベルの実力を持つ。
- 200年前形態
「200年前の姿…それ即ち…」「私が一番速くて鼻だった時代だ」
「アラクノフォビア攻略編」において登場した形態。
力量を上げていたキッド、100年前形態の強度を貫通するパワーの持ち主であった狼男フリーに対抗するために披露。
手足が伸びて昆虫のようになり四足歩行に、加えて鼻が肥大化する。壁天井すら駆け回るスピードと鼻による刺突が主な戦法。
- 400年前形態
「400年前の姿…それ即ち」「私が一番たくさんだった時代だ」
「アラクノフォビア攻略編」において登場した形態。
キッド、フリーに対し、200年前形態すら押し負けたために披露。
これまでの怪物然としたものではなく、若々しい男性のような姿。見た目に反して戦闘能力も高く、ワープのような移動や腕の一振りで対峙していた両名を「4秒と保たず」瀕死に追い込んだ。
また、「たくさんだった」という触れ込みのように8000匹もの蝙蝠に分裂して強力な超音波を放つ。
- 800年前形態
「800年前の力だぁ!それ即ち」「私が一番凄かった時代いいい!!!」
ノアに追い込まれた際に披露した形態。
台詞からして最強形態にあたるようだが変身して襲いかかろうとした直後に先んじて致命傷を負わされ死亡してしまったため、実力は不明。