概要
妖精としての「目的」を見失った妖精が、その呪いによって姿さえも失った成れの果て。
黒い霧をまとった不定形の影のような姿をしている。
また、成りかけの状態を妖精達は「モース病」と呼んでいる。
全身が「モース毒」と呼ばれる毒で出来ており、妖精がこの毒に汚染されればその妖精もモースと化してしまうというバイオハザードじみた特性を持つ。
妖精は触るだけで汚染されてしまうが、基本的に「牙の氏族」だけはそのモース毒にある程度の抵抗力を持つ。人間など妖精以外にはモース毒は効かないものの、その存在自体が呪いなので、長く触れていると汚染されかなりの激痛を伴いながらモースと化す。
なお、生物学的な毒(病原菌)よりも呪いに近いものであり、薬品による治療はできないが魔術的な手段で移し替えることは可能。つまり誰かがモース毒を肩代わりすれば、その個体の汚染を解除できるということである。
ベリル・ガットにより「モース毒を人間に注入するとどうなるのか」という実験が行われており、その結果生まれたモース人間は「人間にも有効なモース」となったうえ、殺した相手に呪詛を与える性質が追加されたため殺して排除する対処法さえ通じない。いち早くこれに気がついたペペロンチーノは仲間が触れることを急いで止め、モース人間に触れないと先に進めないようなトラップがあった際には率先して500体のモース人間を殺害、その呪いを一手に引き受けるという捨て身の行動に出た。
エネミーとして
上記の設定により解除不可のバフとして妖精属性特攻と通常攻撃時に敵単体へ「呪い」状態付与がついている仕様で登場している。さらにスキルで呪いのダメージを倍増させる「呪厄」状態を付与してくるため、解除手段がないと時間が経つ程追い込まれていく。
クエストに出現するのは通常個体と超大型特性を持つ「大型モース」だが、フリークエストにおいて前者がバーサーカークラスなのに対し、後者はアヴェンジャークラスになっている。
大概のクラスに強いバーサーカーか数が少ない上に入手が難しいムーンキャンサーのどちらかでしか弱点を突けないが、妖精・魔性・地属性など特攻を突ける特性を複数持つため、それらでも対処は可能。
ちなみに各種特攻を持つバーサーカーは1騎ずつ存在し、魔性は源頼光、地属性は伊吹童子(水着)、そして妖精は他ならぬ妖精國の女王だが、3騎とも期間限定☆5と入手難度が高いため、所持していない場合は他のサーヴァントや概念礼装の組み合わせで地道に対処したほうが良いだろう。