概要
スクウェア・エニックス(旧スクウェア)発売の『ロマンシングサガ3』におけるユリアン・ノールとエレン・カーソンのカップリングであり、本編では有り得ないものの根強い人気を有している。
ゲーム本編では
ユリアンは死食によって妹を失った過去があり、その時に立ち直らせてくれたのがエレンだった。このためユリアンはエレンをデートに誘うなどアプローチを続けていたが、エレンの方は断り続けていた。エレン曰く、子供の頃から知りすぎているため恋愛関係にはなれないと思っているからだとか(この返答を受けたユリアンの心情は不明)。
ちなみに、彼らの友人であるトーマス・ベントはこの仲を応援している節がある。
ユリアンを主人公にした場合、モニカ・アウスバッハの登場により彼女の親衛隊になるか否かを選択する事があるが、入隊すればアプローチをかけていたエレンからモニカに好意を移してしまい、入隊を拒否してもエレンとの関係は幼馴染み以上のものにはならない。
エレンを主人公にした場合、同じようにプロローグイベントを終了して酒場に向かうとユリアンがモニカ親衛隊に加入すると言ってパーティーを脱退。この態度の豹変に、エレンは困惑してしまう。
上記の様にゲーム本編ではユリエレで終わることはない。
一応、ユリアン編で「プリンセスガードの依頼を蹴るor依頼を受けてモニカと駆け落ち」かつ「最終戦でモニカを入れずエレンを入れていた場合」、故郷に帰った時にエレンが「ユリアン!」と出迎える。その後の二人がどうなったのかはプレイヤーの想像にゆだねられるといったところか。
エレンの心情は?
ハリードを主人公にした時に酒場で話し掛けると「やりたい事ってのが見つかるかもしれないし、ついて行く」という発言をする。裏を返せば「やりたいことがない(何事にも興味を持てない)」ということである。
この無気力さがユリアンの好意を拒否する理由の1つになっている可能性は否めない。
バウムクーヘンエンド?
- エレンはユリアンのしつこい態度を嫌がっているが、子供の頃の色気がない関係は全肯定している。つまり、その関係のままだったらエレンはユリアンが好きなのだ。
- ユリアンのエレンへの感情は美人相手ゆえの下心(エレンがユリアンを振ったのはそれが原因?)だが、モニカへの感情はか弱いお姫様を守ってあげたい本気の愛情だと思われる。後者と同様の感情をユリアンがエレンに向けていたら、エレンの態度が違った可能性もある。
- ユリアンはVジャンプでおならプースケと表現された男だが、死食で妹が死んだ過去にトラウマがあり、たまにそのことを思い出して熱くなるなど、頼りになるお兄さん要素もあったりする。
- エレンもモニカもどちらも美人で強い為、上位互換が現れたからモニカに気が移ったとは考えづらい。
- プリンセスガードの仕事のリスクから考えて、エレンからモニカに気が移った理由が逆玉目当てとは考えづらい。
- ユリアン主人公時にプリンセスガードを断りエレンを仲間にする際の「君と一緒にいたい」というセリフに「何言ってるのよ…でも、ちょっと嬉しいかな」と若干デレてる反応を示す。本格的な戦いを経てユリアンを見る目が変わったのかもしれない。
- エレンはサラが少年と連れ添って自立するまで、恋愛よりも妹や友人を優先する性格だったのだと思われる(腕相撲大会で男を負かすぐらいなので、男に目もくれず、妹を苛めっ子から守り続けていたのだろう。サラに過保護に思われて、反感を持たれるほどであった)。
- もしも、エレンとモニカが『王子と乞食』のようなシチュで入れ替わるイベントがあったら…。考えるだけで面白い。ゲーム中では三角関係ではなく、フリーシナリオシステムなのがまたいいのだ。
こういった可能性から、支持者がいるのだと思われる。