概要
「聖剣伝説2」本編では、ランディはクリス、プリムはディラックを意識しており、プリムがランディにやきもち(?)を焼く描写、ディラックに「プリムは頼んだよ」と言われる描写などはあるものの、友情らしいドライな関係に描かれている。
その為、公式カプではないのだが……
- PC三人はデフォルト名やキャラの個性は設定されているが、発売前の雑誌記事や攻略サイトで、ランディ=男の子、プリム=女の子、ポポイ=妖精の子と説明されていることが多く、聖剣2がキャラの個性や公式設定よりも、感情移入や自己投影を楽しむ主旨のゲームであることが分かる。
- ディレクターが「EDの後、ランディとプリムが結ばれたかどうかは敢えて本編で説明しなかった。プレイヤーが想像するところだと思うので。」と発言している。
- 公式が主催した、公式キャッチフレーズを選ぶキャンペーン「マナの記憶」の最優秀賞が「父は勇者、母はお嬢様、子どもが妖精。」だった。
- SoMの公式サイトの「冒険者からの手紙」のページで「(ヒロインのプリムが)恋人がいるとかいう最高の設定。処女厨は死ぬかもしれない。」というネタが囁かれ、SoM発売前の東京ゲームショウ2017で「ランディに自分の名前、プリムに自分の彼女の名前を付けたら、プリムがディラックを追い出して…」というネタが囁かれたことがある。
- オリジナル版のSFC版発売当時は、ゲームが牧歌的な絵柄な為、公式カプのディラック×プリム、BL、百合、夢向けの二次創作ですら配給が少ないあり様であった。本作は聖剣「2」なだけに、公式沿いの設定を第三者視点で受け取る楽しみ方と、らんぷりぽ≒プレイヤーの分身としたパラレルワールドの「2」通りを楽しめる二次オリありきのゲームで、聖剣2の物語と同時並行して、聖剣2をマルチプレイヤーで楽しむプレイヤーの間にも物語が生まれる仕組みになっている。EDで世界が現実と妖精界の「2」つに分かれるのは、与えられた物語(ゲームの世界)とプレイヤーの中の物語(現実)が「2」つに分かれることも意味しているのであろう。
- ランディとディラックは意図して名前、衣装を似せられている(二人の名前の法則は、3のデュラン、4のエルディにも受け継がれている)。二人の衣装は『ポトス村とキッポ村が同じ文化圏にあるから似ている』という設定があり、『ランディ』という名前はプリムが聞いて珍しいらしく、プリムは遠くから見たランディをディラックと見間違えた。
その為、ランディとプリムを男女バディと解釈する人もいれば、NLと解釈する人もいるのである。ちなみに、本編内ではランディがルサ・ルカ(ロリババア)を同世代の女の子扱いするシーンや、ポポイ(性別不明)がプリムの旦那と勘違いされるシーンや、ポポイが自分に境遇が似たフラミーがランディとプリムに「子ども」として育てられるのを見てヤキモチを焼くシーン(SoMのみ)もある。