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「腐った枝は大木をも揺るがす………腐った枝は切り払うのみ!」

「ケンシロウ…おまえを選んだ我が妹ユリアの目に曇りはなかった………」


※ 他のリュウガについてはこちらを参照。


公式サイトでの解説編集

【流派】泰山天狼拳

【技】天狼凍牙拳

目にも止まらぬ速さで敵を切り裂く泰山天狼拳の使い手。ユリアの実兄にあたり、何者にも組みせぬ天狼星を宿している。ラオウがケンシロウと引き分けたのち、崩壊寸前だった拳王軍の再建に尽力。ラオウが帰還すると、ケンシロウが乱世を鎮める真の覇者であるかを見定めるため、陰腹を切ったうえで罪もない民衆を虐殺。さらにトキを殺したと思わせた状態でケンシロウに戦いを挑み、その実力を身をもって確信したのちに息絶えた。


概要編集

CV:堀秀行(テレビアニメ版)、松原大典天の覇王)、森岳志北斗無双


ラオウトキの最終決戦以降に登場した拳王軍の屈強な幹部で、拳王の数少ない忠臣のひとり。

泰山天狼拳」と呼ばれる、その瞬速の拳ゆえに身を削がれた相手が寒さに凍えながら死んでいくという殺人拳の使い手。


天狼星」の宿命の下に生まれた拳士で、世が乱れた際に天帝の使者として北斗神拳伝承者の覚醒を促すことを己の使命としている。

まず、乱世の平定には強大な力による支配が必要と考え、無抵抗主義の村での出来事をきっかけにラオウに臣従を誓い、拳王軍の一員として覇業に尽力。ラオウ不在時には、無法の限りを尽くしていた拳王軍の将兵を粛清していた。

その過程でケンシロウと出会い、ラオウの復活を機に「ラオウとケンシロウのどちらが今後の世界に必要な漢なのか見極める」ため、ラオウに願い出てケンシロウと戦う許しを得た。


「怒り無くして全力を発揮できない」ケンシロウの力を最大限に引き出す為、魔狼と化して村人達を多数虐殺し、更にラオウとの戦いを経て余命幾ばくもないトキを襲撃して瀕死の重傷を負わせ居城に拉致した。

居城に乗り込んできたケンシロウに血に塗れたトキの額飾りを見せつける事で自分がトキを殺したことを殊更に吹聴して怒りを煽り、戦いを挑んだ。


怒れるケンシロウに一方的に打ちのめされ、とどめを刺されそうになった所に瀕死のトキが現れケンシロウを制止。リュウガは北斗神拳伝承者の覚醒を促す自らの宿命に殉じ、ケンシロウとの戦いの前に割腹していた事、そしてケンシロウの婚約者であったユリアの兄である事を告げた。


ラオウではなくケンシロウが時代を救う存在である事、ケンシロウを選んだ妹ユリアの目に狂いはなかった事を確信し、ケンシロウとトキに看取られ息を引き取った。


TVアニメ版では廃墟と化したサザンクロスの街を訪れ、ユリアの墓に花を手向けている。また、ケンシロウと最初に会った際に戦いを挑んだが、「お前の瞳は凍てつき暗い。だが、輝きを失っていない」と告げられ戦いを避けられている。


多くの人間を殺害しておきながら、見極めた結果何をする訳でもなく、「最終的にトキが綺麗に退場してケンシロウが哀しみを背負うために登場させられた役」という印象が極めて強い。

ただし、戦いの後彼等を荼毘に付したケンシロウを見守るリン「ケンは哀しみを背負う毎に強くなっていく」と言う独白が正しければ、リュウガの「ケンシロウに哀しみを背負わせる」行為の目的はケンシロウを更に強くする事だった可能性がある。


事実、リュウガとの戦いを経てケンシロウは北斗神拳の歴史の中で体得した者がおらず、哀しみを背負った者のみが成し得る北斗神拳究極奥義・無想転生を体得しており、奥義を使用したケンシロウの背後に浮かぶ強敵(とも)の1人としてその存在が確認できる。



評価編集

多くの北斗ファンからは「存在意義がわからない」「こいついなくても話の流れ的に問題ないよね」「静かな余生を送ってたトキを殺すなんて酷すぎる」「ユリアの兄というポジションは、直後に登場したジュウザの方が遥かに効果的」「ユリアの兄でなければ強敵になってないし無想転生に登場してない」などと散々な言われようである。

実際、PSゲームではジュウザ共々存在を消されている。


だが、逆に「ラオウにあんな美形な幹部がいるなんて」「ラオウへの忠誠が素敵」「(自身は)宿命に殉じて使命を全うした」という声もあり、彼のファンも数多く存在する。


北斗の拳に多く見られたご都合主義なある意味(影の薄さという点でも、悪役だけど実はいい人というポジションに作者が収めたがってたという意味でも)最大の被害者とも言えるため、「嫌いじゃないぜ」とする同情的なファンも多い。

そういう評判が多かったため…なのかは不明だが、外伝作品でもいい奴ポジションとしてよく登場している。


外伝作品編集

数少ない拳王軍のマトモな拳士ということでそれなりに出番は多く、『天の覇王』及び『放浪の雲』では拳王軍幹部として登場。


銀の聖者』では、早期から拳王軍の将として登場しており、アミバの策略で蹂躙された奇跡の村に戻ろうとするトキの前に立ちはだかった。

その際に「泰山天狼拳」で互角な戦いを見せたが、トキの新壇中によって動きを封じられてしまう。

その後、カサンドラに投獄されたトキに対してユリアの生存の報を告げ、時同じくして動き出したケンシロウの行方を独自に探らせていた。


(シリアスではない)『北斗の拳イチゴ味』では、拳王・ラオウに常識ある副官として仕えており、上司の(暑苦しい)圧に逆らえない中間管理職の立場が強く描かれている。


ちなみに、容姿のモデルはデヴィッド・ボウイであるといわれている。


血縁者編集

ユリア

リュウガの実妹で、南斗聖拳正統血統。リュウガも同じく南斗正統血統者の血を引いているはずなのだが、前述の「天狼星」の宿命の下に生まれたために南斗聖拳は継承していない。


ジュウザ

リュウガ・ユリアの異母兄弟で、ユリアを守護する南斗五車星「雲」の男。原作でこそ彼との絡みはないが、外伝シリーズでは何度か共演を果たしている。『ジュウザ外伝』によると、リュウガの方が兄であるらしい。

この兄弟の序列は後に『真・北斗無双』にも引き継がれている。


関連イラスト編集

ポンデリュウガ北斗の拳リュウガ

※ その他のイラストは→pixiv「リュウガ 北斗の拳」で検索


関連タグ編集


  • 凌遅刑:泰山天狼拳の相手の体の一部を削り取る描写がこの処刑法を連想させる。

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