CV:野上翔
概要
『ゾイドワイルド戦記』及び『ゾイドワイルド列伝』の登場人物の一人。
『ゾイドワイルド戦記』では共和国軍でのもう一人の主人公というべきポジションを務めている。
共和国軍所属の中佐。登場は第3話から。
活躍
ゾイドワイルド戦記
第3話
冒頭にて帝国軍よりスナイプテラエース機を奪取し逃走に使用。バーニングライガー2機のインパクトガトリングを全弾躱すという驚異の飛行テクニックを見せる。
しかしブレイズのイグニッションブースターを搭載したバーニングライガーが廃ビルの壁を走りブースターの威力で飛行し正面から突撃してきたため、スナイプテラをマシンブラストさせ(コールなし)絶対狙撃で迎撃したが躱されてしまい、まさに返す刀のナイトソードでスナイプテラの片翼を斬り落とされてしまう。それでもかつてのスナイプテラエース機のライダーとは違いなんとか片翼の状態で撤退した。このことから、飛行ゾイドの高い操縦センスがうかがえる。
撤退後、共和国工場基地にて全身図が登場。バーニングライガーへ対抗できるゾイドはいないかとクエイド中佐に問うと、同じ地球外由来のゾイド・ゼノレックスの存在と完成まで秒読み段階に入っていることを明かされ、ゼノレックスのライダーに任命される。
そこへ帝国軍がキルサイスなどを用いてゼノレックスを破壊せんと工場を襲撃してきたが、間一髪で完成したゼノレックスに乗り出撃。
4話
帝国軍が鹵獲・改造したゼロファントスと交戦。
最初はゼロファントスとの体格差に苦戦するもゼノレックスの力の片鱗が引き出されサイズが同程度になったため、その怪力でゼロファントスに挑み撃破した。
後半、廃墟と化した市街地で帝国軍と交戦する中ゼノエヴォリューションシステムをゼノレックスに使用。ゼノレックス・シザースへと強化した。
「見たか。これがゼノレックスの巨大化換装···ゼノエヴォリューションシステムだッ!」
5話
シザースXAモードへパワーアップし、バーニングライガー(コアドライブウェポン装備済み。1機は高速特化型イグニッションブースター、2機はインパクトガトリング)に対して3機同時に相手取り、数的には劣りながらもものともせずオールラウンダーな装備を活かし互角かそれ以上の戦いを繰り広げ、アサルトエクスシザースで圧倒。ライガー隊を撤退に追い込んだ。
帰還後クエイドに第2のユニットが完成間近であることと、バーニングライガーの脅威を侮るべきではないことを伝えられていた。
だがまたもバーニングライガー隊が出現したため、シザースで相手取る。
6話
シザースXAモードをも発動し相変わらず互角以上に立ち回るが、市街地へ原始ゾイド軍団が攻めてきたと緊急連絡を受け撃退に向かう。
ゼロファントスを廃墟で迎撃、シザースで圧倒しまくるががら空きになった背後から襲われかけた所を追ってきたブレイズのライガーに救われ、バーニングライガー隊もとい帝国軍と敵が一致したため一時的に共闘関係になる。
現れたゼログライジスにはZi・END発動時にグライジス・コアが露出した瞬間を狙いエクスシザースで突撃するも、ゼロブラストの解除で防がれて廃ビルへ叩きつけられてしまう。
しかし新ユニットのバスターへ換装。廃ビルの屋上へ登るとエクスバスターの一撃でゼログライジスをたじろがせ、バーニングライガー隊のインパクトガトリングを撃ち込む隙を作った。
さらに全武装を発射した後、バスターXAモードへ移行。アサルトエクスバスターを撃ち込み、ゼログライジスをよろめかせた。
そのまま、ゼノレックスが屋上からジャンプしゼログライジスに挑むところで『戦記』は終わる。
「行くぞ!ゼノレックス!!」
ゾイドワイルド列伝
「破滅蒼龍、出現」
サイコジェノスピノにバーニングライガー隊が挑み、ポーラ機とハンス機がやられて絶望的状況に陥りかけたブレイズの前にゼノレックス・バスターXAで援護に駆けつける(バスターユニット照射にやや手間取っていたらしい)。
一瞬の隙をついてサイコジェノソーザーの餌食になりかけるが、ブレイズのバーニングライガーに庇われそのまま全弾発射で自分もろともサイコジェノスピノを葬るよう命じられる。
「大いなる獅子の末裔」
サイコジェノスピノをブレイズ諸共に攻撃することに躊躇しかけるが、何者かの砲撃で生じた爆風によりブレイズ諸共距離を取ることに成功。クエイドから後退命令がブレイズに下されたため、自分は大丈夫と言いブレイズが一時撤退する中単身再度サイコジェノスピノに挑む。
その後ブレイズが先程のダメージで満身創痍であったバーニングライガーから先程の砲撃の正体である、共和国と帝国の平和の象徴として共和国より寄贈する予定であったライジングライガーパンツァーに乗り換え、再度合流してくる(先程砲撃したのはクエイドであった)。
パンツァーと並んでロングレンジバスターキャノン改良型の砲撃に合わせバスターの全装備をサイコジェノスピノにぶつけ、パンツァーのライジングバーストブレイクへの突撃の隙を作るが、サイコジェノスピノのカウンターによってゼノレックスは瀕死の重傷を負ってしまう(不幸中の幸いか、向こうも長時間戦闘でダメージが蓄積し疲弊しておりゼノレックスへの致命傷は免れた)。
「平和をもたらす翼」
ブレイズをサイコジェノスピノの追っ手として先行させ、自分はマンジェル大尉のバーニングライガー・レジェンドブルーが運んできたゾイド用バイタルチャージャーで回復されるゼノレックスを見守る。もう一度戦場へ送る任務を任されたことを謝るマンジェルに対し、「ゼノレックスを相棒としてうまく扱ってやれなかった自分の落ち度」「回復すればゼノレックスは自分が止めても再び戦うだろう」と返した。
ゼノレックスが回復すると、マンジェルに指示されてブラッドロックの崖上へ。そこで輸送艦から照射された、パンツァーの寄贈返礼としてスナイプテラ由来の「Zフライト技術」より開発されたストームユニット(XAモード)を装着、最後の決戦へ飛び立った。
そしてストームのミサイルでサイコジェノスピノの気を引き、パンツァーが撃ち込んだ超長砲身型ロングレンジバスターキャノンの軌跡に沿って突撃。サイコジェノスピノのボディを切り裂いてゾイドコアを奪い、ゼノレックスに噛み潰させる形でサイコジェノスピノを撃破。帝国軍と共にこの戦いに終止符を打ち、平和を手にしたのであった。
余談
既に視聴者の中では気付いている方も多いと思われるが、野上氏は『ゾイドワイルドZERO』の主人公レオ・コンラッドからの続投である。