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「この世界は終わるようになってる、そういう話にね。」


cv:津田健次郎

概要編集

マスター・オブ・マスターの弟子の一人。彼と同じく、黒いコートを着ている。

彼はマスターから重要な使命を言い渡されており、他の5人とは違い予知書(の写し)を与えられていなかった。そのため予知者には含まれていない。


「見つめる目」編集

ルシュの持つキーブレードはマスターが自分の片目を用いて作ったものであり、マスター曰く「名前はない」らしい。

これに関してルシュは「ノーネーム」と呼称した。


マスターの目は「未来を見る目」であり、それを組み込んだ鍵を通じて、異なる時代を視ることが可能であった。

それ故、ルシュは鍵を未来に送るべく後任へと継承させ、最終的に遠い未来である男が受け継く事になる。


ルシュの使命と「黒い箱」編集

彼の使命は世界の終わりを見届けて先の時代に進み、先の時代まで弟子を育て、マスターの目たる鍵を「保存」していくことであり、キーブレードに埋め込まれたマスターの片目を通して見た未来から予知書が書き綴られていった。


それだけでなく、ルシュはマスターから「黒い箱」を授かっており、中身は不明だが、マスター曰く「サプライズ」とのこと。

そしてキーブレード戦争後に、彼は人知れず姿を消していった。


KHUX(ネタバレ注意)編集

前述のように黒い箱を渡されたルシュだがこの話にはまだ続きがあり、旅立つ前にマスターからキーブレード戦争の真の目的を聞かされている。


実は、今回を含めた今までの戦争の目的は「」と呼ばれる謎の存在を倒すための準備であり、13体に増殖した始祖の「闇」のうち最も強力な7体をマスターとルシュ、予知者たち、残りはダンデライオンのリーダー5人が引き受けて最後の一体はユニオンクロスの世界に閉じ込める計画であった。

つまり最初から「闇」を討滅可能にするべく、キーブレード使い達をその化身に仕立て上げ、諸共に滅ぼすのが目的だったのである。


さらに裏切り者の件も予知書の記載を利用して闇を予知者たちに宿すための布石であり、彼らの疑心や怒りを呼び起こして巣食わせるのがマスターの狙いであった。

それを聞いた時には「あまりに犠牲が多すぎる!!」と珍しく激昂しており、ダンデライオンのリーダーたちを犠牲にするようなやり口にはかなり反発していた様子だったが、「助かる道はある」と言われて渋々従うことになる。


しばらく無言のままルシュは立ち去るが、マスターは机に向かいながら独り言を呟く。


「お前が全ての鍵になる」


「期待しているぞ、裏切り者のルシュ」



マスターから見守るのはいいが手出しは禁止と言われていたため彼らを直接救うことは出来なかったが、出くわした「闇」に対してその本質を指摘すると謎の白装束を未来に旅立たせる。


そしてUχの世界(データ世界)が崩壊する中、箱舟のある部屋でダンデライオンのブレインと出会い、「そのやり方では全員を救えない」と指摘。さらに、「君の人生を一度で終わらせるのは惜しい」と言い、彼に近づいた。ここで場面は暗転し、部屋でのやり取りは終わる。



ED後に素顔を露わにするが、その姿はあるダンデライオンのユニオンリーダーの1人に酷似していた・・・。


「鍵が導く心のままに・・・」


関連タグ編集

KHχ マスター・オブ・マスター キーブレード








以下、重大なネタバレ注意!













繰り返すが、非常に重要なネタバレなので、KH3をクリアしていない場合はすぐに引き返すこと!!!





















「やっとこの手に戻ったか・・・」



「その名で呼ばれるのは懐かしいな」

























ルシュ

KH3のエピローグにて、XIII機関メンバーのシグバールこそが現在のルシュの姿である事が判明した。

本人曰く「色々あって」ルシュだった頃の肉体を捨て、その後も(体を移し替えて)何度か姿を変えたようだが、「中身は変わってない」との事。


3におけるシークレットレポートの#11〜13の著書は彼で、自身の「ノーネーム」をダンデライオンのユニオンリーダーの誰かに継承した後、体を入れ替え続けてその鍵を監視していたことと、マスター・ゼアノートの台頭を機に彼に近づいていたことが明かされた。


ゼアノートへの接触だけでも時系列で言えばBBSの時からであり、プレイヤーもキャラクター達も共に10年前後も時間を経ているという、否が応にも時の流れを感じさせることである。

アルティマニアでは、それら以外にも別の使命を受けていることが明かされている。


ゼアノートとの戦いが終わりソラや王様達が去った後、自分のキーブレードを回収し、死した筈のロストマスター達を呼び戻す。遥か遠くから魔女小悪党が見ていた事を知ってか知らずか。


しかし、その場に現れたのはルシュを入れて5人だけであり、マスター・オブ・マスター、そしてアヴァは姿を見せていなかった。


グウラから「意図的にアヴァだけ呼び戻さなかったのか?」と問われ、ルシュは「アヴァは自分の使命を全うしたから」と答え、同時にアヴァだけには自分の使命を伝えていたことも明かす。

そんなルシュに苛立ったアセッドは「お前の使命とは何だ!」と問うが、彼はキーブレードと共に持っていた「黒い箱」を見つめながら口を開いた。







「長いハナシになる」と・・・。

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