概要
1980年にタイトーが販売した1画面固定アクションゲーム。ルパン三世の版権を取得した初のビデオゲーム、且つアーケードゲーム初の版権ゲームでもある。
タイトーはスペースインベーダーのブームが去った後、大量に抱えることになった在庫基板をさばく必要が生じ、営業サイドから開発サイドへ専用ゲームの開発が打診されたのであるが、当ゲームもその中で製作された一つである。
当然ながらグラフィックも色彩も表現力に乏しくなるため、自キャラはルパン三世というよりアルセーヌ・ルパンに近しいものにされている。唯一、ルパン三世に間違いないと認識できる箇所は、残りタイムが半分になったときにBGMとして流れる「ルパン三世のテーマ」くらいである。
操作は4方向レバーと1ボタン。
警官と警察犬、および銭形警部の追跡をかわしながら、画面上部にある8つの現金袋を盗って、画面下部の地下金庫へまで全て運びきれば1面クリア。
現金袋は一度に2個まで盗れるが、移動速度が落ちることになる。
捕まりそうになったらボタンを押すことで、画面内にある8ヶ所の決められた何れかの地点にワープする。ただし、何処にワープするかはランダムで、また使うごとにクリア時のボーナス点が減る。
ちなみに、現金袋を金庫に収めた後にも自動的にワープするが、この場合はクリア時のボーナス点に影響しない。
版権物であるため移植されたことは1度も無かったが(個人が勝手にMZ-80用に組んだプログラムを雑誌に投稿したことや、更に無許可であろうが「COSMOS岡山」というメーカーがPC-8001用ソフトとして開発・発売したことはあった)、2022年発売のイーグレットツーミニに初めて収録されることになった。
その発表日には、アニメ「ルパン三世」の公式twitterもこのことをツイートしている。
関連動画
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宇宙戦艦ヤマト…同じくタイトー開発/発売による版権ゲーム繋がりの作品だが、こちらの方はレーザーディスクゲームで稼働していた作品でもある。