図鑑データ
所属 | エンプレシスハウンド |
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No | 156 |
等級 | SS |
タイプ | 重装型 |
役割 | 攻撃機 |
身長 | 150㎝ |
体重 | 72㎏ |
身体年齢 | ??? |
CV | 千凛さくら |
絵師 | Taesi |
「素直に言おう。私は貴様に仕えるつもりなどない。しかし世話になる以上、貴様に力は貸してやろう。言ってみろ、どいつを処刑すればいいんだ?」
概要
韓国発のターン制SRPG『ラストオリジン』に登場するバイオロイド。
ブラックリバー社の総帥であるアンヘル・リオボロスの腹違いの姉である「リオボロス家の女帝」ことマリア・リオボロスが作った暗殺及びテロ戦闘集団「エンプレシスハウンド」のメンバーで、マリアに最も忠誠心の高い番犬として仕えていた。
狼との遺伝子を配合して作られたワーグは、マリアに関するあらゆる不測の事態を完璧に処理し、北欧神話に登場する双子の狼の名を冠した2本の剣『スコール』と『ハティ』で無数の敵を斬り捨ててきた。
アンヘル派に捕まったマリアの部下が口を割らないよう、忍び込んで首を刎ねる事も珍しくなかったという。
マリアの命令で行く手を阻む者、彼女が危険視した者を全てを処刑してきたワーグだったが、人類滅亡後はエンプレシスハウンドの公開チャンネルで緊急合流要請信号を傍受し、イベント『突撃!白夜のアクアランド』(2023.07.12-2023.08.23)にて合流、仲間に加わる。司令官(主人公)を「主人と思うつもりはないが、世話になるからには協力する」との事。
どうやって主人公率いる抵抗軍に所属する事になったかは、外伝を参照。
名前の由来は北欧神話に登場する超自然的な狼・ワーグ。
身長の割に体重が重いが、これはラビアタ・プロトタイプのように筋肉と骨格を大幅に強化している為。
録音機でいつも何かを聞いているが、それは主人公にも決して明かさない。
2024年現在、イラスト等の検索はハングル表記の「바르그」の方がヒットする。
容姿
黒髪のボブカットと太眉が特徴。ケモミミがあるが、これは概要に記載されてるように狼の遺伝子を配合して製造されたため。戦闘場面のSDキャラでは耳がピクピク動いているのが分かる。
立ち絵では左右に愛刀である『スコール』と『ハティ』が浮遊している。
初期案では褐色肌で背の高いセクシーお姉さんな外見をしていた。動物もドーベルマンがモデルだったという。
激怒したり闘争心が頂点に達すると白目の部分が黒くなる。
人物・性格
表情や高圧的な態度から分かるように、冗談の類がまるで通じない堅物タイプ。
主人公と初めて会話した際オルカの感想を聞かれ「ごちゃごちゃしていて、風紀も乱れている。私に命令権が与えられたなら軍記を正す。まずは孫武と彭越に倣い、何人かの首を斬ることから始める」と真顔で話すなど「女帝の処刑人」を自負する冷酷さを見せた。
この厳格な性格は、マリオ・リオボロスが無敵の龍の遺伝子データを盗み出し、それを元に狼の遺伝子を掛け合わせて製造された経緯がある。龍がワーグと初めて対面した際『君には何故か親近感を覚える』と言ったのはその為。また、狼の遺伝子は「三安産業の技術も盗用した」そうで、あるいはフェンリルの遺伝子もあるのかも知れない。(主人に対する忠誠心が高いのは三安の技術も応用したため)
ワーグ外伝では同じエンプレシスハウンドの薔花、チョナですらワーグの存在を知らなかったのが明らかになっている。主人公達に何かを隠している様子があるが………?
性能
二刀流の剣で鉄虫を切り裂く処刑人。
パッシブスキル1『忠実な番犬』では戦闘開始時に自身に2ラウンドのバリアと自己標的・反撃を付与し、アクティブスキル2『ラグナロク』を使うことで同様の効果を3ラウンド延長する事ができるという、重装攻撃機にしては珍しい反撃機能を持っている。
反撃機に多い耐久型や回避型と違い、重装攻撃機ならではの高威力な反撃は他と一線を画した破壊力を見せる。
反撃のラウンドを延長するために必要な『ラグナロク』は、X字5マスの攻撃範囲ではあるが保護効果無視のため扱いやすく使っていける。
また、『忠実な番犬』はアイテム『ソワンの手作り弁当』をもっていると隠し効果あり。
欠点だが、破壊力の高い反撃機ではあるがアクティブスキル1『フローズビトニル』も『ラグナロク』2も両方射程が2しかなく、スペックを活かしきるにはフルリンク(他のゲームでいう完凸)ボーナスでの射程+2の取得が必要になってくる。
またパッシブスキル2『盈虧』では偶数、奇数ラウンドで異なる効果の付与であったり、取得効果次第では『ラグナロク』に威力減衰があったりと、所属を同じくするエンプレシスハウンドのチョナや薔花と同様にかなりクセのある性能を持っている。
育成だが、他のアタッカー同様命中とクリティカルを確保した上で、あとは攻撃で構わない。
関連イラスト
関連項目
関連リンク
公式動画
※以下の文章はメインストーリー第10章のネタバレを含む為、未プレイの方は注意 |
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真の目的
ワーグが合流後、主人公に対しすぐにレモネードアルファ、アルマン枢機卿、シラユリから「彼女がレモネードデルタからのスパイである可能性が高い」との報告があった。
しかし、主人公にはスパイかどうか、報告の前から初見で分かっていた。ワーグはスパイだった。初見の態度で怪しいと思った主人公は、ワーグの前で皆に対し「ウソの情報」を報告するように伝えた。龍、コネクターユミらのウソの報告を丸のみにして伝えた為、デルタの戦力は見る見る被害を拡大させていく。
合流の際、面接名目で慈悲深きリアンとアイアスが尋問を行ったが、隣の部屋で精神感応していたエンジェルによると「ワーグがデルタを嫌悪しているのは嘘ではない」と。
では何故、ワーグはデルタのスパイとなってオルカに侵入してきたのか。シラユリは「そこまで嫌悪する相手と手を組むということは、嫌悪感を我慢してでも見合うモノが手に入る為でしょう」と分析する。
身柄を捕獲するため追い詰められてもラビアタ、プレスターヨアンナ、シャーロット、X-00ティアマトらオルカの4人の剣のスペシャリストとも互角の戦いを見せるワーグ。彼女がここまでしてデルタに協力する理由は何なのか。
実はデルタはワーグに「私に協力してくれたら、マリア・リオボロスを復活させるのに協力する」と持ち掛けていたのだ。
しかしこれはデルタの真っ赤な嘘だった。カプセルの中のマリアの遺体は腐敗しきっており、もう修復は不可能な状態だったのだ。(デルタの副官曰く『髪の毛や爪は残っているのでクローンは出来るが、生前の記憶なんてまるでないクローンになる』)
デルタに騙されたと分かった(ワーグ自身も薄々気づいてはいたが『僅かでも可能性があるなら縋りたかった』)ワーグは、主人公に頼んで墓を掘りマリアの遺体を埋葬。「人は女帝と言おうと、私をこの世に生んでくれたお母さんだったんだ!」と墓の前で慟哭。日本版ではこのシーンは中の人のフルボイスの演技が追加されており必見。
『録音機』でワーグがいつも聞いていたのは、マリアに生前「よくやったわねワーグ」「あなたは私の可愛い娘よ」と褒めてもらっていた声だった。(何かにつけマリアに罵倒され殴る・蹴るの暴行を受けていた薔花とは対照的である)
デルタへの復讐を胸に、ワーグは改めて主人公に忠誠を誓い、抵抗軍に合流することになる。交換所にあるスキン『忠誠心の強い狼のワーグ』を手に入れると、言葉遣いが敬語になり主人公を主(あるじ)様、と呼ぶようになる。一般モジュール1個で交換可能。