https://x.com/hirame_sa/status/1816667202344616020
概要
版権を有している権利者が二次創作に寛容な姿勢を示している作品のこと。そもそも二次創作は原作者の黙認のうえで成り立っているものだが、中には原作サイドがファンに対して二次創作を積極的に描いて欲しいというスタンスを取っているコンテンツもある。特に原作者が二次創作経験者だと、二次創作を禁じると自分に跳ね返ってしまうので、容認するか敢えて言わないことが多い。
二次創作を歓迎する作品は、二次創作に関するガイドラインを制定するなどして許容される範囲を明確化している場合もあるが、二次創作者の良識に期待してあえてガイドラインを設けていない場合もある。
『ウマ娘プリティーダービー』は当初注意喚起にとどめガイドラインを設けていなかったが、「著しく競走馬のイメージを損なう二次創作」が氾濫した結果、「性的描写を含む表現」などを禁止するガイドラインを設け、公式が「イメージを損なう作品には法的措置も検討」と警告を出す結果となった。
二次創作に寛容な創作者
二次創作ガイドラインを設けている作品に関しては当該項目を参照。
※他にも知っている方がいましたら、随時追加お願いします(できれば解説も)。
※追加時は50音順にお願いします。
元々は、東北電力のエコアイスのイメージキャラクターだったのが起源だったが、
当時のあまりの二次創作人気があり、2000年代前半にキャラ単独の同人即売会が開かれた他、
一時期、作者の渡辺祥智がアイスちゃんのイラスト集を作る構想があったほどである。
- 赤松健作品全般
二次創作活動の保護に積極的であり、二次創作を許容することを示す「同人マーク」を展開している。当然、本人の作品にも付与されている。
発売10周年の際に製作者からの「悪名は無名に勝ります これからもドンドン笑って エルシャダイを忘れないでください」とコメントを発表しており二次創作に物凄く寛容。フリー素材として配布している 状態であり、商業利用も許可している。ただし公序良俗は守らないと魂の牢獄に幽閉され浄化される。
- KADOKAWA作品全般
MAD動画に比較的寛容であり、YouTubeで角川公認MADを展開していた時期がある。
公式Twitterにてファンアートがよく紹介されている。
また、ゲーム内のロゴやフォント、立ち絵等といった一部の素材が公式DropboxからDL可能であり、SNSや動画制作にてそれらを利用する事も許可されている。ゲーム内の素材を使用したショート漫画が制作できる『Cookie Comic Creator』といったツールも公式で存在する。
Twitter上にてゲーミングお嬢様の全ての二次創作の容認を明言している。
作者のMIDORIKAWA氏は6次を最後に動画制作から撤退。
その際に自ら素材を公開し、作りたければ作っていいと宣言している。
2012年当時は7次以降に投稿する場合を前提にしていたが、
後に後継者となったkokeや343rt4gr氏らの言動などもあり、事実上黙認状態になっている。
ただし、音楽をはじめ一部の素材に関してはオリジナルではないとしており、
会社批判などに使用してはいけない旨の告知動画を投稿している。
可能な限りイラストや画像、音楽の自作又は自力調達が可能であることが望ましいとされている。
一部で二次創作に厳しいイメージが流布しているディズニーだが、本作の公式FAQでは「一般的な非営利の二次創作におけるマナーを遵守していただき、著作権ならびにお客様のモラルの範囲内でお楽しみください」と歓迎の姿勢を示している。一方で「デザインを使用または流用し、対価や利益を得る行為は著作権法に抵触する可能性があります」ともしているが、同人誌の有料頒布程度であれば(同人界隈では対価を印刷代などの必要経費とみなす慣例があるため)問題ない模様。
- バンダイナムコ作品全般
『THEiDOLM@STER』を筆頭にMAD動画に比較的寛容である。副社長がニコニコ動画のMADを絶賛した事もある。
但し、ゼノグラシアやアニマスといったアニメ版(サンライズ、アニプレックス)の方はMAD動画には厳しい姿勢を取っており、近年ではアイマスの楽曲をリリースしている日本コロムビアが、ボーカル楽曲を使用したMAD動画を著作権申し立てで削除する場合もあるので注意が必要。
サークル「さくらぷりん」の製作者が使用しているTwitterの同名アカウントで購入した同人誌の画像を挙げるほど寛容。
- Yostar作品全般
特にブルーアーカイブの二次創作には、本作の責任者であるキム・ヨンハ自身が寛容的であり、基本的に公式のガイドラインさえ守れていれば大丈夫、という状態にないっている。
また、他のゲームよりもR18にも寛容的でもある。そのためか、コミックマーケットのブルアカ関連のブースが全体の約四分の一を埋め尽くしたという事例も存在する。