概要
菱形十二面体の各面に平ぺったい四角錐を貼り付けたような形(ただし厳密にはそうはなっておらず、元の菱形(四角錐の底面)が折れ曲がる形となっている。これは双対である切頂立方八面体が、単純に立方八面体の頂点を切る事では作れない事と対応)。
菱形十二面体の各面の中心を少し吊り上げたような形とも表現でき、もう少し吊り上げると凧形二十四面体となる。
正八面体の各面に六角錐を強引に張り付けた形にもなっているため「六方八面体」とも呼ばれ、日本語としては主にこの名で親しまれている。
これは三方八面体の発展型のような見方となっており、三方八面体が、正八面体の各面の中心を吊り上げた形であるのに対し、この図形はそれに加えて、各辺の中心も吊り上げた形となっている。
ただ、正八面体よりも菱形十二面体と密接な図形である点や、この「六方」というのが、他のカタランの立体における「三方~五方」とは本質的に別物である点には注意。
同様の考え方では、立方体の各面に八角錐を貼り付けた形とも見る事ができ、英語においては、それに対応した「八方立方体」「八方六面体」に相当する別名も存在している(こちらは四方立方体の発展型のような見方となっている)。
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別名:六方八面体