概要
仙台育英高校時代、入部当初は控え三塁手だったが、1年秋ごろに投手に転向。その後めきめきと投手としての頭角を表すようになる。
2007年のドラフト会議で東京ヤクルトスワローズに1位指名を受け、入団。背番号「11」。同音異字の「佐藤義則」(野球指導者、元プロ野球選手)との混同を避ける目的で登録名は「由規」となった。
同期には大阪桐蔭高校の中田翔、成田高校の唐川侑己がおり、その注目度の高さから「高校ビッグ3」と呼ばれた。
2010年の神宮球場、対横浜ベイスターズ戦での5回、相手打者ターメル・スレッジ選手の打席で、(当時の)日本人投手最速となる161km/hを計測。しかし、テレビ中継では152km/hと表示されていた(※神宮球場のスピードガンが狂っていたなどの理由も挙げられる)。大谷翔平(現・ロサンゼルス・エンゼルス)が記録を更新するまで、投球速度は日本人投手最速であった。
右投げの投手であるが本来は左利きであり、左打席に入る。左利きなのに右投げになったのは、幼少時代、兄のおさがりのグローブを使っていたからだという。左でも遠投60mを投げることが出来た。
- 2011年からは故障・怪我のため十分な活躍ができず、育成選手となった時期もあったが、2016年に5年ぶりに1軍のマウンドへ上がり、9月24日の対中日ドラゴンズ戦では1786日振りに勝利投手になった。
- 右肩の違和感が残ったまま2018年シーズン終了後、球団から来季の契約を結ばないことを伝えられた。本人は現役続行を希望して退団。その後東北楽天ゴールデンイーグルスからのオファーで育成契約を交わし、7月の支配下登録を経て9月には481日ぶりの1軍復帰登板を果たした。
- 2020年は一軍登板がなく、シーズン終了後戦力外通告を受け退団。2021年から独立リーグ・BCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズでプレー、2024年まで現役を続けた。2022年からは同球団でコーチも兼任。また2023年シーズンだけ、台湾のプロ野球リーグ・CPBLの楽天モンキーズに一時的に在籍。
関連項目
由規:表記揺れ・登録名