概要
東方Projectに登場する綿月依姫と博麗霊夢のカップリング絵につけられるタグ。
儚月抄本編において、レミリア一行が月から帰った後、霊夢は一人だけ残って依姫と一緒に月の都で神降ろしをして回っている。
そのため短い期間ながらも「二人だけで行動した期間がある」ということで、そこから百合カップリング的な妄想が浮かび上がる。
姉妹としての「依霊」
二次創作における「依霊」の特徴といえば、他のカップリング同様の愛情・友情関係だけでなく、依姫と霊夢が「姉妹」のように描かれる作品が多く見られることだろう。
儚月抄本編(小説版・漫画版)中の二人には実際に姉妹のようなやりとりも見られる。
依姫が霊夢に対して勉強不足を指摘したり食事中のマナーについて叱ったりと、その姿はまるで妹を導く姉のようである。
同時に、両者とも「神降ろし」を行う巫女であるという共通点もある。
その分野では霊夢に対して圧倒的なキャリアと実力をもつ依姫ながら、一方で霊夢は相手の弱点(穢れ)を見極めて力量差を埋めようと機転を利かせるなど、単なる優劣だけでは語れない二人の関係が展開されている。
二次創作においてしっかり者の姉である理知的な依姫とクールながら抜けたところのある妹の霊夢というイメージが展開されるのもこのあたりの経緯に関連している。
そして「姉」の例にもれず依姫もまた、「妹」の霊夢をとても大切に思っているのである。
その一方で依姫は綿月豊姫の「妹」でもあり、「本来は妹キャラであるよっちゃんが霊夢に対してはお姉さんぶっててかわいい」という形でキャラクターの新しい魅力を描く事ができるのだ。
幻想郷の「姉」と月の「姉」
二次創作において、霊夢には他にも何人かの「姉」がいる。
両者とも「姉」のような存在として本能的に突っ走る霊夢を何かとフォローし、振り回され、しかし最後にはその行動に隠された、「姉」たちが予想していなかった霊夢の深い思いやめったに見せない屈託のない笑顔に触れ、霊夢愛がますます深まっていくというあまあまな関係で描かれることもある(参考:愛されいむ)。
原作においても両者は(それぞれの思惑があるにしても)霊夢に対して色々と指導したり手をまわしてフォローしたりと世話を焼いている様子がある(詳細→ゆかれいむ、華霊など)。
幻想郷の「姉」によるカップリング間においても世話焼き対決は見られるが、そこに月の都から依姫という「姉」が加わるのである。
「姉」たちによる溺愛する我が「妹」への世話焼き対決は、幻想郷(地上)にとどまらずについに月にまで飛び出したのである。
人気投票:パートナー部門
第五回東方ニコ童祭にて行われた人気投票ベストパートナー部門では141位であった。
検索上の注意
「依霊」は上記のカップリングタグとしてのものが多数であるが、一方その字面から「霊が依り憑いている」というニュアンスとして、ホラー系などの作品につけられることもある。
霊夢と依姫のカップリングとしての「依霊」にのみ当たりたいときは「東方 依霊」などのワードで対象を限定することも推奨される。
逆にそれ以外のタグとしての「依霊」にあたりたいときは、マイナス検索で「東方」を指定しないとカップリングとしての「依霊」に埋もれてしまうことだろう。