概要
初出は初代『メタルマックス』で、名前の通り円盤型で下部には複数の砲塔を持つマシン系のモンスターである。
人類殲滅のためノアによって製造された監視メカと思われるが、『メタルマックス2』に登場する武装集団バイアス・グラップラーの諜報部門カリョストロが統括していることから、大破壊前から一般的に存在していた機体なのかもしれない。
出現地域はバザースカ周辺や、リローデッドではフメツ・ゲート周辺にも出る。前者は「高架橋の上にレジスタンス組織を隠しているマリアの故郷アズサの町から山を隔ててすぐ東」という微妙な位置取りであり、UFOがもうちょっと西の山越えをしていたらマリアの故郷アズサの町の実態がグラップラーに筒抜けであった。危ねぇ!
非常に防御力が高い上にすぐに逃げ出すために倒すのは難しく、普通にプレイしていれば終盤に出現するグレートカバガンを中盤であるのに関わらず呼び出すこともある嫌な敵である。
ただし、見事倒した暁にはたくさんの経験値が手に入る。
『メタルマックス3』では逃走する際、敵味方構わずレーザーを撃ってくる嫌な敵になっている。
『メタルサーガ~鋼の季節~』では出現率が低い上に、強力で軽い副砲緋牡丹バルカンを落とすためにレアモンスターとして羨望の的である。
比較的倒しやすいガンバルンという同形機もおり、『メタルマックス3』以降様子見スコープやバルカンを落とすため狩られることもあるという。
バルーンから名が取られていることから重力制御の機体ではなく、硬式の気球であると思われる。
『メタルマックス4』では中継UFOという大型の機体が登場するが、地球外生命体が送り込んだ偵察機という説もある。
余談
初代のジャケットイラストでは、上空に多数のこのモンスターが飛行している様子が描かれている。
SFCで発売された『メタルマックスリターンズ』では、球形で前方が武装されたレイアウトの姿にデザイン変更されている。