公孫月
こうそんげつ
「掛劍樂不問,江湖山水深,靈山忘情月,天涯宦遊人。」
称号:丹楓(たんふう)
CV:横田彩(霹靂無雙)
台湾の人形劇「霹靂布袋戲」シリーズの登場人物。
男装の麗人。聡明な女性で、人の心の弱点をつかみ優勢に立つことが得意。武林での立場ははっきりしないが、本性は優しく、たびたび中原正道に助言や協力をした。
蝴蝶君とは恋仲で、その後二人は夫婦となった。
貴公子の気品と雰囲気を漂う彼女は最初、秦假仙たちから男性と勘違いされ、秦假仙から「公孫公子」と呼ばれた。蝴蝶君が彼女に好意を寄せるときも、業途靈に二人はそのような関係ではないかと疑われた。
本名は黃泉贖夜姬。かつて北域五人組の一員として、多くの人を殺し、手に血を染めた過去を持つ。
彼女は当時の悪行に悔いを感じ、五人組から脱退した。この間で六醜廢人と友人になる。義兄弟たちの陰謀を阻止すべく、素還真たち中原正道と接触し、幾度も助言をした。
蝴蝶君が十八年の歳月をかけて追い求めた最愛の人。彼から「阿月仔」と親しく呼ばれる。
二人の仲は良好で、公孫月はよく蝴蝶君を振り回し、殺し屋だったはずの蝴蝶君を中原正道に協力させることも多い。劇中の二人はまさにバカップルで、そのやりとりは面白く、ギャグシーンもたくさん存在する。
罪惡坑の一件が終わって以降、蝴蝶君、色無極と一緒に中原から離れ、船に乗って海外にある蝴蝶君の故郷に隠棲した。その間で蝴蝶君との関係が夫婦まで発展し、娘の古小月を授かった。
「霹靂天命之仙魔鏖鋒」で再び登場し、一家全員で中原の観光を楽しんだ。
夫の蝴蝶君を中原正道に協力させ、娘も夫に託した。一人で先に海外へ帰るも、途中で遭難し示流島に漂着。「聖苗の血」の持ち主であることから、邪獄明王に攫われ、記憶をなくしてしまう。
蝴蝶君らの活躍により救出され、紆余曲折を経た後、記憶を取り戻した。邪獄明王の死後、一家は劍隨風を連れて、再び蝴蝶君の故郷に隠棲した。
- 公式人物資料(公孫月)※中国語