内田康夫は浅見光彦シリーズ、信濃のコロンボ等で知られる有名な日本の小説家。
略歴
1934年東京生まれ。長らく広告代理店業界で広告映像の制作スタッフおよびプロデューサーを勤めた。主に所属したのが現在で言うエイケンの親会社(分離元)であった日本テレビジョン(TCJ)であった(もともとエイケンはTCJのアニメ制作部門が分社したもの)。そのためアニメCMのプロデューサーも務めていたという。のちに独立しコピーライターやCM制作会社の社長も務めた。
1980年に業務の片手間で「死者の木霊」(自費出版)を執筆。自費出版のはずが新聞書評に取り上げられ、結果同作が商業出版化されてミステリ作家としてデビュー。1982年に「後鳥羽伝説殺人事件」を上梓して専業の商業作家となった。
最もよく知られる浅見光彦シリーズは上述した「後鳥羽伝説殺人事件」を第1作としたもので、必然的に1982年からの連作シリーズとなった。作中で「軽井沢のセンセ」と呼び習わされたように長らく軽井沢に在住していた。
2015年に脳溢血で倒れて以後リハビリと療養を続けていたが2017年より休筆となり、2018年3月13日他界。享年83。
主なシリーズ
※シリーズクロスオーバーとなっている作品もある。そもそもデビュー作の「死者の木霊」自体が「信濃のコロンボ」と「岡部警部」のクロスオーバー(ドラマ版などではクロスオーバーの困難から改変される場合がある)である。
- 浅見光彦シリーズ
- 信濃のコロンボシリーズ
- 岡部警部シリーズ
- 福原警部シリーズ