かこ「お願い……」
概要
勇み足のドッペル。その姿は、裁断。
この感情の主は躊躇なく刃物を振り回し大事な本までことごとく切り刻んでしまう自分のドッペルを怖がっているが、内心言い表せない開放感があることも事実である。
出現したドッペルは何事にも物怖じしてしまう主と違い、考えるより先にギロチン刃で切りきざみ、相手の肉体のみならず、あらゆる魔法の繋がりを寸断してしまう。
物理的に近距離しか攻撃できず、間違って仲間に斬りかかることもあるので隙が生じることも間々あるが、このドッペルは感情の主にはコントロールができないので、ただ怯えて固まることしかできない。
(『マギアレコード』内アーカイブ「ドッペル一覧」より)
古書に夢想する少女は 愛しき日常を 取り戻すため 命を懸ける
勇む心が生むのは 理想から遠い現実と 運命に弄ばれた 己の断罪
栞は切断され 訓戒は消失 失敗を繰り返しては 全てを切り刻む
現実と向き合い 振り絞る勇気で 選び取る未来こそ 一節の英雄譚
(メモリア『裁断の魔女』より)
プロフィール
外見
かこの胸から栞が大量に挟まった見開きの本が出現。その本の間からギロチンカッターの頭を持つ上半身が現れる。
特徴
かこの胸部から発生する、半一体化型のドッペル。上半身の手がギロチンカッターを動かし敵を裁断する。
なお攻撃前に自身の真名を表す魔女文字を裁断して粉砕する演出が入る。
ゲーム上の性能
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵単体にダメージ[Ⅷ]&バフ解除(敵単)&HP自動回復(全/3T)&状態異常解除(全) |
★5に覚醒した後、固有技「ドッペル」として使用可能となる。
その他
アラカルトバレンタインにおいて、かこが「自分の中から化け物が出てきて、大事な本などを切り刻んでしまう夢を見る」とドッペルないしは魔女について示唆するシーンがあり、この「切り刻む」という単語とかこが本好きかつ本屋の娘であるという事情から「裁断機がモチーフになるのでは」と気付いたユーザーもいる。
本好きのかこにとっては、何とも「皮肉」とも言える姿ではあるが、普段から結構ストレスを貯めているのだろうか…?
真名である「Andreana」はエアープランツとして知られる植物の学名の一部。因みに花言葉は「不屈」。正に芯が強いかこの人間性を現していると言えよう。
また語源を辿っていけば聖アンドレに当たり、そこから派生して男性名「アンデルセン」へと繋げることも出来る……かもしれない。
関連タグ
空腹のドッペル 枕探しのドッペル 安眠のドッペル:同じく登場時に魔女文字に対し反応を示すドッペル
篭絡のドッペル:同じく胸から生えてくるドッペル