概要
異なる動力方式の車両を連結することは昔から行われてきたが、利用者からして一番必要なのは、電車と気動車の協調運転である。しかし、気動車の技術開発が遅かったため、その例が実現したのはJRになってからである。制御形式を揃えるなどして、それらの動力を機械的に協調させて運転することを「協調運転」という。
ただし、広義には総括制御ができない車両にそれぞれ運転士が乗り込み、汽笛などの合図で速度制御を行う(プッシュプルなど)ことまでを含むが、本項では記載しない。
なお、JR西日本でも電車と気動車を併結した列車はあったが、これは電車が気動車を牽引する方式であったので協調運転ではない。また、SL列車の補機としてディーゼル機関車や電気機関車が使われる例もあるが、こちらは機械的に協調させているわけではないので協調運転とは言い難い。
協調運転の実績
現役
過去
キハ183系1000番台+485系:キハ183系がオランダ村特急として使用されていた時代の話。
EF63+169系、189系、489系:今はなき信越本線の碓氷峠区間。