概要
東武グループの中の朝日自動車グループの一社であり、2004年1月1日に国際ハイヤーと十王自動車が合併(存続会社は国際ハイヤー)し、現在の名称になった。熊谷営業所は元国際ハイヤーの会社所在地であり、現在の会社所在地でもある。伊勢崎営業所は十王自動車の会社所在地があったところであった。設立当初は、旧両毛観光バス(2002年10月1日に旧国際ハイヤーが吸収合併)の足利営業所(両毛観光本社)と太田営業所も有していたが閉鎖された(旧太田営業所の施設は、車両を除いて現在の朝日自動車太田営業所が引き継いだ。旧足利営業所は解体された)。
2022年4月1日に伊勢崎営業所を、旧十王自動車の創業家一族が再び興した新生・十王自動車へ吸収分割し、同社は東武/朝日グループからも独立した。国際十王交通としては熊谷営業所では祖業のタクシーの営業も2016年に廃止しており、現行法人には“国際”の本来の要素も“十王”の要素も残っていない(実は現行法人は、開業当時の国際ハイヤー法人格ではなく、群馬観光タクシーとして起業した法人格である。群馬観光タクシーが元々の国際ハイヤーを吸収合併し、群馬観光タクシーが2代目の国際ハイヤーになっていた。ちなみに群馬観光タクシーの本来の事業は全て関越交通へ承継しているため、群馬観光タクシーの要素も残っていない)が、国際十王交通/国際十王バスの名称で営業開始して既に18年以上経っており、社名変更は行われていない。
路線
熊谷営業所では熊谷市内を中心に東松山市、比企郡小川町、行田市の一部への路線を運行している。一部を除き旧東武バス熊谷営業所から継承した路線である。
熊谷駅ののりば単位で細分化(一部路線は同一のりば内でも細分化)すると分かりやすいため、その形で一覧にする。
熊谷駅北口①
熊谷市南東方向(国道407号)/東松山市方面
※ 東松山方面は、2024年9月24日より川越観光自動車との共同運行路線化。
KM11 熊谷駅〜上岡〜東松山駅
KM12 熊谷駅〜上岡〜冑山
KM13 上岡地蔵前〜上岡〜東松山駅(運休)
熊谷市南西方向(県道11号熊谷小川秩父線)/比企郡小川町方面
KM14 熊谷駅〜小江川〜小川町駅
KM15 熊谷駅〜県立循環器呼吸器病センター〜小川町駅
KM16 熊谷駅〜県立循環器呼吸器病センター
KM17 熊谷駅〜大沼公園
KM18 農業教育センター〜小江川〜小川町駅
熊谷駅北口②
熊谷市北東方向(県道178号北河原熊谷線・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)/行田市南河原方面
KM21 熊谷駅〜陸上競技場入口〜南河原支所〜犬塚
熊谷市北西方向(国道17号・熊谷警察署・旧中山道)
KM23 熊谷駅〜新島車庫〜籠原駅
KM24 熊谷駅〜石原〜新島車庫 ※ 熊谷営業所
熊谷駅北口③
熊谷市北北東方向(ラグビーロード・熊谷スポーツ文化公園・県道83号熊谷館林線)/行田市北河原方面
KM31 熊谷駅〜北肥塚〜中条学校〜葛和田
KM32 熊谷駅〜北肥塚〜中条学校〜上中条
KM33 熊谷駅〜北肥塚〜ラグビー場入口〜くまがやドーム ※ 大規模大会時等は臨時直通便の運行もあり(川越観光自動車が応援運行する)
KM34 熊谷駅〜北肥塚〜熊谷スポーツ文化公園(ラグビー場) ※ パナソニックワイルドナイツ試合ほか大規模大会時等は臨時直通便の運行もあり(川越観光自動車・朝日自動車・東武バスウエストが応援運行する)
KM35 熊谷駅〜箱田車庫
熊谷駅南口
熊谷市南方向(県道173号ときがわ熊谷線旧道)/比企郡滑川町方面
RU02 立正大学〜森林公園西口〜森林公園駅
RU03 熊谷駅南口〜平塚〜立正大学
臨時路線
SA01 籠原駅南口〜熊谷さくら運動公園
高速バス
籠原駅南口〜熊谷駅南口〜森林公園駅北口〜坂戸駅南口〜羽田空港
コミュニティバス受託
熊谷市ゆうゆうバス
第9系統・第1系統(一部):直実号:熊谷駅南口〜熊谷市街地循環〜熊谷駅南口/熊谷駅南口〜運動公園〜大麻生〜三尻〜熊谷文化創造館〜籠原駅南口
第10系統:ほたる号:熊谷駅南口〜江南行政センター〜籠原駅南口
廃止路線
熊谷駅〜本畠車庫
熊谷駅〜本畠(逆川)
熊谷駅〜上三ツ本
熊谷駅〜四季の湯温泉〜森林公園駅
森林公園駅〜森林公園中央口〜昭和浄苑
夜行高速バスウィングライナー(京都・大阪方面)
高速リムジンバスフォレスト号(旧成田空港線、外環道経由)
高速リムジンバス成田空港線(新、圏央道経由)
籠原駅南口〜深谷日赤
熊谷駅〜県立循環器呼吸器病センター〜今市
KM22 熊谷駅〜深谷駅(北口)
FU01 深谷駅南口〜ふかや花園プレミアム・アウトレット ※ 2022年10月22日運行開始、土休日のみ運行。2023年8月31日付で廃止(最終運行日2023年8月27日)。朝日自動車グループ共通学生パスなとが対象外であり、事実上臨時路線扱いとなっていた。
企画乗車券類
以下、いずれも臨時路線・コミュニティバスなどの受託・高速路線は対象外。
朝日自動車グループ共通学生フリーパス - 朝日自動車グループのうち国際十王交通のほか、朝日自動車・川越観光自動車・茨城急行自動車・阪東自動車の各路線が乗り放題になる学生(大・高・中・小)限定の定期券。分社前は伊勢崎営業所も対象だった。
スクマムパス - 国際十王交通の各路線(熊谷駅-熊谷寺前間の朝日自動車乗車、KM11・12の川越観光自動車乗車含む)が乗り放題になる70歳以上限定の定期券。熊谷市と小川町在住の免許返納者は市・町から補助が出て割引になる(初回販売当初は、補助は熊谷市のみの施策だったため、熊谷市のキャラクターの“スクマム”が名称や券面デザインに使われている)。ちなみに朝日自動車の同種の全営業所(熊谷市内含む)が対象の乗り放題定期券と同額なため、余りお得感はない…。
森林公園花めぐりデジタルきっぷ - 東武東上線各駅-森林公園駅間の往復運賃、国際十王交通RU01・02森林公園駅-森林公園西口間の往復運賃、武蔵丘陵森林公園の入場料がセットでお得になるデジタルチケット。2022年4月-11月に期間限定で発売開始、12月以降通年化した。
くまがやワンデイパス - 2022年10月から翌年1月までの期間限定で発売した1日乗車券。国際十王交通の熊谷市内各路線・区間(RU系統全区間及び熊谷駅-熊谷寺間の朝日自動車乗車除く、KM11・12の熊谷駅-冑山間で一時的に通過する東松山市内及びKM31で一時的に通過する行田市内を含む)が、1日乗り放題になる。車内では購入できず、熊谷営業所か秩父観光興業でのみ扱い。2023年に8月から11月の間で再び設定されるとともに、バスもり!アプリのデジタルチケットにも対応して「くまがやワンデイパスⅡ」と改称。2024年は発売されなかった。
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国際興業・・・前身の国際ハイヤー及び現社名の由来。1957年、国際興業より熊谷・太田・大泉エリアにおけるハイヤー事業の譲渡を受け設立されたことから。