人物
綿区市立南野小学校教諭で本丸たちの5・6年時の担任教師。初登場時23歳。
大誤りな教育方針を持っている。曰く「力の限界に挑戦、これぞ私のめざす教育」。
教育方針そのものは大誤りかつ厳格かつ過激だが教育者として生徒を思う心は本物であり、やや問題児といえる本丸の事もよく気にかけている。本丸達の卒業式では涙を流していた。親の権力を使う原子力や座剣邪寧蔵にも憶する事は無く、原子にとっては数少ない頭の上がらない人物。
生徒がだれていれば「精神がたるんどる!」と怒り、本人自身精神面も強靭で1個ぶつければ簡単に眠ってしまう10倍眠くなる魔法の雲を数個連続でぶつけてやっと寝る程。
宿題忘れや遅刻にはお仕置きを欠かさず、生徒に恐れられる程の苛烈で厳しい態度で接する事も多いが褒める時はきちんと褒めており自宅に勉強を教わりに来た生徒には親身に接するなど地は母性本能の強い心優しい性格。が、嫌われている、憎まれていると思った時には怖い顔をのぞかせており、完璧な人格者というわけではない。
単行本4巻に収録された「夜のおさんぽおにごっこ」の回は実質大綾先生が主役であり、この硬軟二面性が良く出ている。
空手3段・柔道4段・剣道3段の有段者でもあり、スポーツ万能でその歴史にも詳しい。日々トレーニングを欠かさず、その正拳突きはバイクのヘルメットを易々と破壊し、そのお尻ペンペンは生徒の尻を真っ赤に腫れさせる。
生徒間で喧嘩や問題が起きた場合スポーツによる試合で解決する事が多く、変質者の更生にもスポーツによる昇華で臨むなど全般的に体育会系の思考の持ち主。時に丸一日授業を潰してスポーツ大会をしたりする一面もあり、開いた大会では毎回レフェリーをやっている。
河合伊代菜や伊知川累(ついでに助っ人江本丸恵)が所属する女子バレーボール部の顧問を務めている。鬼顧問かといえばそうでも無く、伊代菜に無茶な特訓をした本丸には「女の子の体は大切なのよ」と注意していた。
男勝りな性格もあり現状恋人はいない独身でタウンハウス(住所「本町3-8」)暮らしなものの、料理が得意だったりと私生活もきちんとしている。自宅に侵入してきた本丸達を特に疑わず、勉強を教えてあげる等やや無防備な一面もあるのだが…。
たこ焼き職人の浪速松五郎に惚れられており、同僚の早稲田先生からも好意を持たれている節がある。松五郎の事は友人程度に思っている様だが早稲田先生に対しては頼りないと思いつつ多少想う処もあり、素直になれず怒ってしまう事もしばしば。ライバーへの恋愛アドバイスから青春時代は案外普通にスポーツマンに恋する学生だった事が窺える。
水泳や入浴時は髪をアップに結わえている事が多い。修学旅行の入浴時には生徒達にスタイル抜群と羨ましがられており、作中トップクラスの巨乳の持ち主。水着はハイレグを愛用(生徒が授業に水着を忘れない様に印象つけようと着込んでいた水着をいきなり見せつけた事もある)。下着はレースの割と派手めな物を愛用している。夏場は谷間の見える薄着でいる事も。
ホンダの改造バイクが愛車。大事に乗っている事が窺えるものの、実は結構白バイ警察のお世話になっていたりする。まあ時々ノーヘルバスローブ一枚で激走しているのでそこらへんはだいぶ怪しい…。タルるートの物に命を与える魔法をかけられた物の性格は持ち主の経験や性格が影響するのだが、このバイクの場合かなり暴走気味の威勢の良い性格になる。
タルるートとの出会いは授業中本丸から没収した人形としてであるが、本格的に出会った際はどこかで見た様なと思いつつも暫くは本丸の弟か友達と思っていた。その後学校に来る様になったタルるートの為に特別に本丸の隣に小さな机と席を用意している。
「オレ先生好き」と言ったりお別れを惜しむ時に名前が出ていたりとタルるートにはかなり懐かれており、大綾先生も母性をくすぐられるところがあるのか「タルちゃんてかわいいわ……」と基本可愛がっている。
後にタルるートが魔法使いである事が判明してからは他の魔法使い共々授業や運動会等でずるをしない様に釘をさしたり特別観戦席を設けたりと一応対策をとっている。
なお呼び方はタルるートは「先生」、大綾先生は「タルるくん」「タルちゃん」の二種類。
豊満な胸はタルるートに母親を思い出させる処があり、何度か胸を吸われている。
ただ状況的に何をされているかわからなかった、吸われている間寝てしまった等でタルるートに胸を吸われた事がある自覚はない。
他の女の子を選べる状況でも大綾先生にいっている辺りからしても別方向でも懐かれていると言える。
作中中盤タルるートをライバル視している魔法使いライバーを偶然召喚、その暴力的でわがままな性格を更生すべく家に預かり厳しく教育する事となる。家事手伝いから早朝マラソン、バレー部の練習参加などメニューは様々。「とくい技南野小で1番は誰だ決定戦」のリングも作らせている。
ライバーのミモラへの恋心はきちんと理解し、応援している。ただ肝心のアドバイスはちょっと大誤りであるが…。