概要
日本の小説家であり、北海道の厚田郡厚田村(現:石狩市)出身で、本名は「梅谷松太郎」。祖父の梅谷十次郎(斉藤鉄太郎又は鉄五郎)は、元彰義隊の隊士で、箱館戦争に従軍した経歴を持ち、新撰組と少なからず縁がある。
多くの時代小説を手掛け、特に新撰組隊士の最後の生き残りである池田七三郎を直接取材して著した歴史資料としても評価される『新選組始末記』シリーズや、名優・勝新太郎が演じ時代劇として大ヒットした『座頭市物語』などの名作を生み出したことで知られる。
昭和37年(1962年)に日本文学振興会から第10回菊池寛賞を受賞された。