射殺す百頭(ナインライブズ)
- ランク:C~A+
- 種別:不明
- レンジ:―(FGO)/臨機応変(Fake)
- 最大捕捉:―
「■■■■■■■■■■■ーーーー!!」
万能宝具と呼ばれるヘラクレスが所持する中でも最高の宝具。手にした武具、あるいは徒手空拳により様々な武を行使する。1個の兵装というよりひとつの流派であり、いわば『無差別格闘流派・射殺す百頭』という技能そのものが宝具化したもの。武具の力を最大限に引き出し、対人から対軍、城攻めに至るまで状況に合わせて様々な形を見せる。ヘラクレスが長い戦いの末に編み出した戦闘方法。またの名を『流派・ヘラクレス』。
弓を用いた”射殺す百頭”、剣を用いた”射殺す百頭”といった具合に剣、槍、斧、弓と武器が何であろうと使え、武器に収まらず盾といった防具でも発動することが出来る。
公式からは「対人用のハイスピード9連撃の斬撃」と「対幻想種用のドラゴン型のホーミングレーザーを9発同時発射する弓撃(ヘラクレスがメインで使うのはこちらとのこと)」の存在が明言されているが、他にも様々な形態があるらしい。
なお、種別の『不明』はマテリアルに記載が無い訳ではなく、『不明』という珍しい記載となっている。
前述で話した「弓を用いた射殺す百頭」は本来、神気を纏ったドラゴンの姿となるのだが、とある別のクラスで使用した際には毒蛇か邪竜とでも呼ぶべき姿へと変貌している。
ナインライブスは九つの命を持つ、という意味だが、これは彼が相手にした怪物たちがことごとく「何度殺しても蘇る」特性を持っていた事から“何度蘇ろうと塵殺する”闘法に至った、という意味合いである。この流派を編み出したきっかけはヒュドラ殺しであり、その折、弓による100頭同時殲滅を行った。
上記の理由で形成された宝具の為、『王の財宝』には納められていない宝具だが、『射殺す百頭』の弓本体(俗に言うヘラクレスの弓)は納められているようだ(形状は全く異なる)。
バーサーカー時は狂化で技能が失われているため使用できない。格闘ゲームでは石斧を振り回した強力無比な叩き潰し技になっているが対人用の剣のライブズは全ての攻撃が重なるほど高速で九回斬る技であり技を全く再現出来ておらず、便宜上『射殺す百頭(ナインライブズ)』という名前をつけられているといったところ。
なお、『FGO』ではそのままの技と名前で引き継がれている。
『stay night』では士郎が斧剣と斬撃を投影した「是、射殺す百頭(ナインライブズ・ブレードワークス)」を使用している。
士郎が使用したのは対人用のナインライブズであり、音速で振るわれたヘラクレスの攻撃を、それを凌駕する神速を持って迎撃してみせた。上腕、鎖骨、喉笛、脳天、鳩尾、肋骨、睾丸、大腿、の八点を狙って八つの斬撃を放つというものになっており、ロー・アイアス同様精度が足りない為か斬撃が1つ少ない。ヘラクレスの肉体を八割破壊するも殺しきることは出来ず、最後に追撃の一撃を行うことになる。作中、八連撃を撃つ直前に「この一撃をもって叩き伏せる」と記述していることと、始めの八連撃はバーサーカーの剣速を勝る神速なのに対して、最後のトドメはバーサーカーに剣速で負けていることから最後の一撃は通常攻撃と思われる。
きのこ氏曰く、「ぶっちゃけ、ハイスピードな九連撃とお思いください」、「撃ち下ろした剣からレーザーっぽいのがマルチに広がるという、まさに川原で岩を叩いて魚を失神させるアレ」みたいな技とのこと。
なお、アーチャーも『是、射殺す百頭』の使用(こちらは後述の通りオリジナル同様9発放つことも可能な模様)自体は可能であるが、Fateルートにおけるバーサーカーとの戦闘では使用していない。
これは、士郎の『是、射殺す百頭』が通じたのは相手が黒化して理性も戦闘経験(本能)も失われていたためであり、アーチャーが普段のバーサーカーに対して9撃放った場合、本能で同じ剣技を返されて9発全部にカウンターされていた可能性があることと、劇中で士郎が『是、射殺す百頭』を行ったのは、彼に移植された腕が「この条件なら通る」と判断したためであることが『劇場版HF3章』の『きのことたかしの一問一答』で明かされている。
ヘラクレスが生前使用していない武器で士郎がこの技を再現出来た理由は不明。