概要
大手小説投稿サイト「ハーメルン」にて、◯岳◯氏が連載していた、「NARUTO」の長編二次小説。
小説投稿サイト『Arcadia』にもマルチ投稿されていた。
作者がArcadiaで連載していた時、原作が「第四次忍界大戦」篇に入る前に色々と書いたため、途中から多大に過ぎる独自設定や原作では有り得ないカップリングが入っているため、受け付けない方は注意を。
あらすじ
これはラーメン屋を目指したある男のお話。
現実世界で死した後の異世界で、うずまきナルトに憑依転生してでも、様々な苦難を乗り越えて。
かつての夢を抱き、ひた走った男の物語であります。
登場人物
チームメンマ
- 小池メンマ/うずまきナルト
本作の主人公であるラーメン主義者の大馬鹿野郎。
長年の修行の末、ネタ技を多く扱えるように。男の浪漫を体現した男。
仲間内ではお調子者のムードメーカーだが、本質的には臆病者。
数多の世界に存在する英雄の言葉を叫び、自分に言い聞かし、自己暗示を繰り返して戦場に挑んでいた。
戦わなければいけない時を知っていて、その時が来れば決して退いたりしない。何故なら逃げる方が怖いから。
臆病者ゆえ、"勝つ方法"を常に用意して挑むし、相手を決して侮らない。
- 九那実
本作のメインヒロイン。
その正体は、本作における九尾の妖狐。
天狐と呼ばれる年経た妖狐で、原作における九喇嘛と同様に強大なチャクラと強靭な肉体を保持する。
昔は妖魔核の影響で憎しみにのまれ、自己を見失って感情を壊されていた。
しかし、馬鹿だが感情一直線なメンマの姿を見て、感情を取り戻すに至った。
性格は頑固者で意地っ張り。感情を誤魔化すということを知らず、ただ率直に感想を言う。
他人に涙を見せることを恥とする誇り高い女性である。
- マダオ/波風ミナト
チームメンマにおけるお笑い担当。でも裏では色々と複雑な思いを抱いていた。
割とお調子者なのは本作のオリジナル設定。
だが頭脳は優秀かつ策士で、勝利の戦術やそこに導くための方法を模索するメンマに、答えを提供してきた。
現役時代はその能力と戦術で無敵と恐れられた傑物。
閃光のように現れ消える金色の忍の姿は、今もなお敵国だった忍の心に刻み込まれている。
そして里を愛し、人を愛した木の葉隠れの英雄。
戦争の中にあって優しさを失わなかった師の自来也を心の底から尊敬している。
表に出さなかったが、実は木の葉崩し編のラストで三代目火影・猿飛ヒルゼンの最期を看取る時まで、里と子供達のことについて色々と葛藤していた。
本作では、原作とは一番乖離しただろうもう一人の主人公。
子供から大人に、様々な逆境があろうとも成長した。
マダオことミナトの教えと兄・イタチの真実と本心を早期に知ったことで、自分の力に驕ったりすることはなくなった。
体術に投擲術、忍具の基礎を教わったお陰か、隙が無く慢心もない。素の才能も凄いので、並の上忍を相手にしても写輪眼なしで倒してのける力量を持つ。
メンマ達との生活の末、当初の変な堅さも抜けて、良い感じに仕上がった。
作者曰く、彼女が居なければきっと本作品は途中で未完となっていた、と語ったほどのMVP。
性格は男前の一言。女々しさを捨て、夢に向かって純粋に生きる正真正銘の"いい女"。
容姿とスタイルのバランスは本作でもトップクラス。
本作における少年篇の終盤で大蛇丸の呪印の影響を自力で解き放った彼女の、邪気が抜けた笑顔はサスケすら一撃で倒すほど。
ちなみに帽子はかぶっていない。
綺麗な赤い髪のストレートヘアー。料理時はポニーテールに。
笛とチャクラを使った特殊忍術「音韻術」の名手。
しかし素の笛でも人を癒せる。
歌も上手いが、彼女の生歌を聞いたことがあるのはサスケだけ。
原作と違い、メンマの介入によって白と共に生き延び、彼の仲間となる。
一途な男。面倒見がいい男。そして何より、不器用な男。
彼の意志と夢に基づいた生き様は徹底している。しかい潔いと感じさせる何かがある。
正しく、愛刀の断刀・首切り包丁のような男である。
原作と違い、メンマの介入によって再不斬と共に生き延び、彼の仲間となる。
日向ヒナタのように、辛い過去があってなお相手を思いやれる、心優しい少女。
しかし、自分の優先順位が低く、裏で再不斬をはらはらさせていた。
辛い過去のせいで己を軽んじている白は弱く、不安定で、原作のあれもあるせいか、見ているだけで"別れ"という単語を感じさせる。
成長してもそれは変わらず、しかし乗り越えようとする強さを持っている。だがきっと一人では生きていけないタイプ。