概要
日本一お笑い芸人が多く所属している吉本興業の事実上トップに君臨する男であり、かつてはダウンタウンのマネージャーの経験もあったことからその度胸やノウハウを買われ、次第に彼らの冠番組にチョイ役やレギュラーで出演するようになり、退任後は吉本の番組や劇場のマネージャー、プロデューサー等を担当し、2015年に役員に昇格し、2019年に社長に就任した。
吉本に対する理念
岡本は日経ビジネスのインタビューで、吉本興業のビジネスについて「劇場が根幹」としている。コロナ禍による影響でテレビの収録が一時的に出来なくなったことなどから、108年の会社の歴史で「唯一不変なのが、劇場とタレントマネージメント」と述べた。
岡本はYouTubeなどのネットメディアの勃興を認めつつも「タレントを生むのは劇場」としている。ネットメディアとの違いについて、ネットメディアは「1人でできる」が、劇場は「1人ではできない」として「お笑いというエンターテイメントを目指す人たちに、吉本興業の存在意義はある」として、劇場を基盤としたエンターテイメントが吉本の役割という考えを明らかにした。
実績
マネージャー
ダウンタウン
プロデュース(主にダウンタウン関連)
劇場支配人
その他諸々
問題行為
しかし、就任直後に発生した吉本芸人による闇営業問題が取り沙汰されると次第に若手芸人から独自の余りにも目に余るワンマン体制を敷いていた事が明らかになった。
特に岡本は副社長時代から会社の経営方針に従わない芸人は仕事を減らしたり、解雇させたりするなどの問題行為を働いており、社員に対しても使い物にならなかったり、今後の成果の見込みがなければ地方や子会社に左遷させたり、閑職に移動させたりすることもあったという。その為、いつかの番組で発したとおり、役に立たない芸人や職員に対してはお前らもういらんねん!会社的にいらんねん!と似た言葉を豪語しており、今までの実績の反面、吉本に対する意識とプライドが故に見るに耐えない束縛、支配行為が目立ち始めるようになる。
そして、一連の闇営業が明らかになれば当事者でもある宮迫と亮を即座に呼び出し、
「お前らテープ回してないやろな」といきなり身辺確認を行うと、「記者会見はするな」と謹慎命令されてしまう。それでも宮迫、亮は一連の事実を公表し、反社会勢力と関わっていたことも明らかにしなければ吉本の信用を失ってしまうと訴えたが、それに対して岡本は「ほんなら亮、お前やめて一人で会見したらええわ。やってもええけど、その代わり全員(闇営業関連芸人)クビにするからな。俺には全員クビにする力がある」と圧力を掛け、闇営業に関わった自分達以外の後輩達の生命線をネタにして言いくるめてしまう。
その行為を知らされた松本人志と加藤浩次はすぐ様に本社に乗り込み、岡本本人と前社長でもある大崎洋会長を呼び出し、すぐ様に宮迫と亮に対する処分を撤回し、彼らにも会見を与えるよう要求。そして加藤は「経営陣が変わらないなら、俺も辞めるぞ!」と豪語し、松本も「吉本を生かすも殺すのもお前次第やで」と一喝。これらの行為から遂に岡本も腹を決め、前述の宮迫と亮の処分を撤回し、記者会見の場を与えた。そして、自らもこれまでの芸人に対する圧力や締め付けやパワハラ同然の行為をしていたことも会見で明らかにした。
その後、会長の大崎との審議の結果、最終的に岡本と大崎自ら減俸5割を一年間継続する事を宣言し、一連の騒動に終止符を打った。