川口英樹

かわぐちひでき

川口英樹は、日本の元俳優（子役）。

概要

1961（昭和36）年生まれ。1960年代末から70年代にかけ、テレビ番組・映画に子役として多数出演。丸顔に七三分けしたセミロングヘア（メイン画像参照）、快活なキャラクターが視聴者に強い印象を与える。

とくに1971-72年『帰ってきたウルトラマン』、73-74年には『仮面ライダーV3』と、現在まで続く2大特撮シリーズ作品双方にレギュラー出演している。

いずれの作品でもヒロインであり主人公といい仲である女性の弟という役柄であり、他にも「（1970年代当時の）おませでちゃっかりした現代っ子」といったキャラクター、また最終話の戦いを終えたヒーローの旅立ちを海辺で見送るシーンなど、共通点が多い。

1977年に『5年3組魔法組』と『大鉄人17』に出演して以降の活動は確認されず、俳優業から引退したと思われる。

ちなみに77年の両作品出演時は、変声期を経て身長も伸び、髪形も軽くパーマのかかったスポーツ刈りとなるなど、上記2作品をはじめ子役として主に活躍していた時期とは大きく印象が変わっている。

引退後は同じ劇団に所属していた高野浩幸も消息は不明と証言しており、高校に進学したころに引退したと推測している。

ちなみに洋泉社のムック「特撮秘宝」の編集部に寄せられた読者からの要望ハガキで2番目に多かったのが川口のその後の消息についての捜索依頼だったとされている（1番多かったのは『フランケンシュタイン対地底怪獣』の結末が複数バージョンある理由の解明）。

一部では現在は東京で事業を興しているといわれているが真偽は不明。

主な出演作品

テレビドラマ

• 光速エスパー 第20話（1967年）：クレプス星人
• ケンちゃんトコちゃん 第33話（1970年）：金之助
• 宇宙猿人ゴリ 第1話（1971年）：富士之浦の少年
• 好き!すき!!魔女先生（1971年）：タケシ
• 帰ってきたウルトラマン（1971-1972年）：坂田次郎 ※ウルトラマンA第10話にも同役でゲスト出演している。
• 人造人間キカイダー 第8話（1972年）：壁に飾られた肖像写真
• 超人バロム・1 第21話（1972年）：浩太
• 緊急指令10-4・10-10 第5話（1972年）：ジュン
• 熱血猿飛佐助（1972-1973年）：六助
• ケーキ屋ケンちゃん（1972-1973年）：ケンちゃんの友達
• 仮面ライダーV3（1973-1974年）：珠シゲル
• 国盗り物語（1973年）：吉法師（幼少期の織田信長）
• ロボット刑事 第24話（1973年）
• おそば屋ケンちゃん 第3話（1975年）
• フルーツケンちゃん 第29-30話（1976年）
• 5年3組魔法組 8話（1977年）：岩舘モスケ（ガンモ）の兄・大介
• 大鉄人17 5・7話（1977年）：剣持保隊長の弟・やすし ※劇中ではすでに事故死しているという設定で、回想での登場。

映画

• 奇々怪々俺は誰だ?!（1969年）：鈴木一郎/鈴木太郎の息子
• 谷岡ヤスジのメッタメタガキ道講座（1971年）：東海林ヤスジ

関連リンク

Wikipedia記事