プロフィール
経歴
沖縄県立八重山商工高等学校はかつて強豪として鳴らしていたが、平良の3年春の頃には部員が9人揃わず連合チームを組むぐらいには弱体化していた。自身が最上級生となった代では秋春夏を通じて1勝もできなかったが在学中に最速154km/hを記録した。
2017年のドラフト会議にて、埼玉西武ライオンズから4位指名を受け入団。石垣島の弱小高校出身で一般的認知度が皆無に近い投手であったが、球速が高い事だけは当時から知られていた。
- 2019年に1軍デビューを果たし26試合に登板、6ホールド1セーブを記録した。チームが連覇を果たすシーズン終了まで一軍に帯同していたため優勝ビールかけの際も一軍にいたが、当時19歳と未成年でビールかけに参加出来ないため1人外でインタビューを受けていた。
- 2020年は開幕1軍入り。最終的に54試合に登板し、楽天イーグルスの小深田大翔との激戦を制しパ・リーグ新人王タイトルを獲得。沖縄県出身者としては初の快挙であった。
- 2021年は「開幕からの連続試合無失点」および「1シーズンの連続試合無失点」となるプロ野球記録・39試合を達成。シーズンでは62登板で1本のホームランも打たれない安定感を見せた。また、2020年から年を跨いでソフトバンクホークス相手に「擬似ノーノー」を決めるほど相性が良かった。この年には東京五輪の野球日本代表にも選出された。
- 2022年は増田達至に繋げる8回の登板が主となり、35ホールドポイントで同僚の水上由伸と「最優秀中継ぎ」のタイトルを分けあった。オフの契約更改にて2020年シーズン前に1度失敗した先発転向を直訴し、認められる。同時にそちらに集中するため、翌年3月に行われるWBC日本代表への選出は辞退した。
人物
- ランナーの有無に関係なく常時クイックモーションを用いることに加え、身長は173cmとプロの投手としては低め。にもかかわらず、体重100kgを誇る身体から繰り出されるストレートは平均153km/hを超える(最速160km/h)。加えて変化球も一線級が揃っており、2020年にはかの柳田悠岐をもってして「最も苦手な投手」と言わしめた。
- それだけの球速に加え変化球の素質を持ちながら、西武がドラフト指名に踏み切った決め手はそのどちらでもなくフィールディングの良さであった。尤も実際にフィールディングの良さには目を見張るものがあり、プロ入り後も度々守備で観客を湧かせている。
- 西武OBの高橋朋己が命名した「海魔神」の愛称がある。また、その体型から中村剛也に倣い「投げるおかわり君」と呼ばれる事もある。
- 趣味の1つにゲームプレイがあり、2022年8月25日付けでYouTubeチャンネル「たいらげーむ」を開設(同年9月配信活動開始)。試合終了後の合間やビジター遠征中でも、わざわざ配信機材を用意しては「VALORANT」「ApexLegends」などのゲーム実況配信を行っており、「本業はゲーム実況者であってプロ野球選手は副業」というネタも生まれた。「このチャンネルをきっかけに、プロ野球に興味を持ってくれる人が増える事に役立ったらいいな」と本人は語る。