才能と志望が不一致キャラ

さいのうとしぼうがふいっちきゃら

才能と志望が不一致であるがゆえに、余計な苦悩を強いられるキャラクターの一種。

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概要

「才能と志望が不一致キャラ」とは、自分が志望する方面の才能はないのに、自分が志望しない方面に才能を有しているキャラのことである。

　才能のある分野に時間と労力を費やして活躍するどころか、才能のない分野に時間と労力を費やして無駄にするのが、このキャラの特徴である。

　志望する分野を目指したいのに、それに関する才能がなかったり、外的要因などで、なし崩し的に全然志望していない分野で不本意な活躍を強いられるのが、そのキャラの魅力を引き出すのに不可欠な物語の流れになるので、性格は自然かつ必然的にひねくれていく。

　当然、才能のある分野での活躍なので、それに見合った結果は当然のごとくきっちりと出す。

　しかし、その才能を生かした活躍に、周囲から賞賛や嫉視を受けても、当の本人は嬉しくもなんともなく、むしろ誰よりも自身が自身の才能を疎むという、そういった両者の温度差、主観と客観の落差、および、ひねくれていく過程をどこまで引き出せるかがポイントである。

　当人が志望する分野に限って言えば、最初からその方面の才能はないので、才能の無駄遣いのしようがない。

　また、最初からその方面の才能はあるのに、当人がその分野に生かそうとしないという意味では、才能の死蔵というべきであろう。

　そのため、大別すると残念系に分類される。

　自分の思い通りに行かない現実を体現させるにはうってつけなキャラ造形のひとつと思われる。