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押川春浪

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おしかわしゅんろう

明治期の小説家(当時のラノベ作家の一人)。当時のスポーツ愛好家集団である「天狗倶楽部」のリーダー格でもあった。

概要

生没年:1876(明治9)~1914(大正3)年。

本名は押川方存。

作家としては少年向けの冒険小説を数多く手がけ、代表作に『海底軍艦』(1900年)、『武侠の日本』(1902年)、『新造軍艦』(1904年)、『新日本島』(1905年)などがあり冒険小説家の走りとされる。

また教育、スポーツの振興にも力を入れ三島弥彦らと共に明治期のスポーツ愛好家集団である「天狗倶楽部」を結成しそのリーダー格だった。

新渡戸稲造の「野球害毒論」に立ち向かい東京朝日新聞と激しい論戦となるが、あまりに激越な論だったため反って朝日に対し謝罪する羽目になる。

これにより深酒癖がさらに悪化し1914(大正3)年、38歳の若さで早世する。

彼の遺志はのちに「大日本野球倶楽部」の結成に繋がり今日の読売ジャイアンツ(東京読売巨人軍)の元となった。

弟の清は野球殿堂入りをしている。

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