概要
内容自体が事実ではなく、作為のある、捏造とされる記事。もしくはその内容。
なお、対象にとって不都合な内容の記事に関するレッテル貼りとしても用いられることがあるため、注意が必要である。
虚偽報道との違い
虚偽報道や偏向報道と混同されることがあるが、虚偽報道は「故意または過失による正確でない内容による報道」であり、偏向報道は「正しい内容を恣意的に歪曲させた報道」であるのに対し、こちらは「虚偽と明らかにわかった上で掲載された」ものであり、「裏どりや根拠に間違いがあり事実と相違した報道」や、「発生した行動等に本来の意図と異なる解説」をしただけでは捏造記事とはならない。重要なのは故意に、虚偽の内容の掲載を行った( もしくは「真偽確認中誤りに気付いたにもかかわらずそのまま掲載」 )かどうかである。
なんらかの意図をもって( 例えば特定の事実を隠蔽するためや自らの都合の良いように世論を誘導するためなど )事実とは異なることが故意にかかれた場合、捏造記事とされることが多い。
捏造記事を見分けるには
捏造記事の多くは「虚偽を信じ込ませる目的」で掲載されたものであり、見分けるのは非常に難しいが、「自分の目耳や、情報収集能力での調査」、すなわち「本当にあったものかを現地調査等により確認する」「その報道のソースの内容や信頼性の調査」といった方法、また複数の情報、例えばそのソースや別メディアの報道の内容を得て判断する……等といった対策を行動にすること可能であるものの、外国の話題でほかのメディアが報じていない場合などそれが困難である場合もある。
現実では
各種メディア、テレビやインターネット、SNSを通じて捏造記事が作られることがあり、それがほかのメディアに転載されることによりいわゆるソースロンダリングされるなど、複雑な状況になっている。
身近な例では誰でも編集されるWiki形式の百科事典やブログ、あるいは電子掲示板等において一個人の思い込みなどにより正しくない内容が記載され、それらがソースロンダリングされ、それが虚偽報道になっているのに虚偽と知りつつ転載され続け、結果的に捏造記事と呼ばれるものが作られることも少なくない。
この状況は、例えば今あなたが閲覧しているピクシブ百科事典においても同様である。