CV:田中敦子
プロフィール
誕生日 | 8月9日 |
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年齢 | 20代 |
概要
大脳医学研究者で、AIM拡散力場などについて研究している。毎日研究に明け暮れ、巣篭もりの生活を送っていた。
そのため、公の場で平然と服を脱いだり、自分の車(青のランボルギーニ・ガヤルドをカスタムしたもの)を置いた駐車場を忘れたり、蒸し暑い真夏の日にスープカレーをホットで買ってきたりするなど、外の常識に若干疎い部分がある。
学園都市のネット上では「脱ぎ女」という呼称で都市伝説にもなっている。
一応作中で彼女が脱ぐ際には無意味やたらではなく、確かに場を弁えてこそいないものの『暑いから』等のちゃんとした(?)理由のもとでやっている。しかし次回予告ナレーションに登場する時の彼女に限っては、毎回何かにつけて脱ごうとし美琴に止められるという、公式その場で『脱ぎキャラ』要素を付加されてしまっている。
巨乳の女性キャラが多い禁書目録や超電磁砲の世界でも希有のナイスバディの持ち主でありながら、自身は、「起伏に乏しい体」だと称している。
これは教え子にそのような悪態をつかれて真に受けたというのが真相であり、客観的事実では無い。やはり実情は作画通りのナイスバディと捉えて良いのだろう。
このように天然じみた行動が目立つが、根は自分の教え子達の事になると熱くなって取り乱すほど親バカで思いやりのある人物。
研究者でありながら教員免許も持っており、「木山先生」と呼ばれることも多い。
目の下には深いクマが出来ているが、これはかつて自分の教え子達が木山にすら知らされていなかった非人道的な実験の被害に巻き込まれ、昏睡状態に陥った事がトラウマになっているためである。
作中の動向
幻想御手編
同編における黒幕。
前述した昏睡状態の教え子たちを救う手段として「樹形図の設計者」の演算機能を借りようとしたものの、使用申請をことごとく却下され(時期的に破損とは無関係)、代わりの演算装置として「ネットワーク化した能力者たちの脳」を使用することを目論み、その手段として幻想御手(レベルアッパー)を開発、ネット上に流出させた。
なお、目的を達した後は能力者たちを解放するため、「幻想御手」を解除するためのワクチンソフトも用意していた。
作中でレベルアッパーを使用した人物全員のスキルをネットワークを介して使用できる「多才能力(マルチスキル)」で美琴を苦しめた(なお本人曰く「幻想御手の副産物」らしい)が、美琴の多彩な戦術の前に隙を突かれて敗北。その際に美琴に自身の過去を知られることとなる。
直後、幻想御手によるネットワークが自身の制御を離れAIMバーストなる怪物として暴走すると、暴走を止めるため美琴にAIMバーストを倒す方法を教えた。
事件後は教え子たちを救うことをまだあきらめていないことを告げつつ、警備員に連行されていった。
原作では連行時妹達の存在を示唆する発言をしているが、当初アニメ版は欠陥電気編をアニメ化する予定はなかった※ため、このセリフは削除されている。
※そもそも前年放送の「とある魔術の禁書目録」一期はリアルタイムではそこまで人気は高くなく、この超電磁砲が予想外の人気を博した事から後追いでこちらも人気が出た経緯がある。
乱雑開放編
アニメ版にて描かれた顛末。
冥土帰しにより保釈され、教え子たちを学園都市の壊滅すら辞さずに目覚めさせるため再び暗躍。しかしその教え子たちが目覚めようとするたびに乱雑開放(ポルターガイスト)が発生していたことから、その事実を知った美琴に阻止され、身柄を確保していた昏睡状態の教え子たちも、レベル6進化実験を裏で目論むテレスティーナにより連れ去られてしまった。
単独でテレスティーナの追跡を開始し、事の真相を知って駆け付けた美琴たちの援護を受けつつ教え子たちの居場所にたどり着く。美琴たちがテレスティーナに勝利したのち、教え子たちを安全に目覚めさせることに成功した。
最終決戦後、警備員の病院にて入院生活を送ることとなったが、無事昏睡状態を脱した教え子たちは冥土帰しの病院に引き取られており、彼女自身も自責の念から解放されたのか、目のクマは完全に消失している。
原作では乱雑開放編を連載していないので、木山の以後が定かではないが、その後の話である妹達(シスターズ)編で初春の口からアニメオリジナルのキャラだった春上衿衣が退院した旨が告げられている事からも、乱雑開放編が原作でも公式化されている可能性が高い。また原作では牢屋に閉じこもっている挿絵が描かれていた。
アニメ版は無印のみの登場で、続編のS以降はまったく出番がない(テレスティーナや教え子達は登場)。そして2024年に田中敦子氏が逝去したため、田中氏演じる木山は無印で聞き納めとなった。