声:久野四郎、安藤敏夫(第1作)幹本雄之(第4作) 山本兼平(ガオ!)
概要
兄・村雨竜作の副官的な立場で活動しており、兄の死後は自らがリーダーとなった。
正太郎とは当初対立していたが元々彼に好印象を抱いていたらしく、わざわざ助言を与えに赴くこともあった。鉄人を巡る戦いの中でより凶悪な犯罪者、スパイ団などが現れたこともあり、正太郎と共闘する機会も増えていった。だだし、警察側に味方した代償として同業者に裏切り者のレッテルを貼られ、襲撃されたこともある。
原作では物語が進むごとにどんどん影が薄くなり、作品中盤あたりで村雨一家の存在もろともフェードアウトしてしまった。
派生作品での活躍
アニメ版第1作では最終話までメインキャラクターの一人として活躍。ロボットの操縦が得意という設定で、内部構造を撮影され量産された鉄人28号(カロリア鉄人)の操縦機を奪取し、全機を同士討ちさせる大活躍を見せたこともある。会話の際はヤクザ口調で話すことが多い。
『太陽の使者 鉄人28号』や『超電動ロボ 鉄人28号FX』では村雨自身も彼に相当するキャラクターも登場しなかったが、OVA『ジャイアントロボ 地球が静止する日』ではオマージュキャラクターの「不死身の村雨健二」が登場。それ以降のメディアミックス作品では「不死身のような戦闘力」が強調され、生身で正太郎をサポートすることが多くなった。
2004年のアニメ版では鉄人28号に兄を殺されたことでロボット兵器の存在に嫌悪感を持っており、鉄人をアメリカ合衆国に売り渡そうと暗躍するなど原作以上に正太郎と対立していた。しかし、物語後半では居場所を失った正太郎と同居するようになり、兄弟のような関係を構築し始める。また、アニメオリジナルキャラの高見沢秘書と両想いになっている。兄の死に様がトラウマとなって銃を持てなくなり、ナイフで戦うことを信条としていたが、最終回では鉄人を取り返すために奮闘。敵からマシンガンを奪って大立ち回りを見せた。
2004年版の設定を一部引き継いだプレイステーション2版では、操縦機を奪われた正太郎の代わりに健次を操り、敵の銃撃を掻い潜りながら投げナイフでX団員を倒していくステージもある。
漫画『皇帝の紋章』では、軍需企業狙いの犯行を繰り返すギャングという設定で登場。戦時中は情報部に所属するスパイだった為、各界の暗黒面に通じており戦争を嫌っている。正太郎のまっすぐな正義感に惚れ込み、彼には出来ない汚れ仕事を自ら引き受けている。
このように主要キャラクターとして優遇される作品が目立つ一方、2004年版のパラレルワールドに当たる『白昼の残月』ではギャグキャラ寄りの表情を見せることが多く、高見沢からは袖にされていた。また、『鉄人奪還作戦』でも存在感を兄に食われているなど、竜作が生存している作品では若干不遇な扱いになることが多い。
関連タグ
村雨竜作 - 兄
不死身の村雨健二 - オマージュキャラクター、名前が一文字だけ異なる。